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桃視点
茈「桃~。」
桃「なんですか?」
茈「なんでもなぁいw」
桃「ムカッ」
桃「待ちなさい。(走」
茈「やだよ~だッッ」
茈母「ご飯できたよ~」
茈「はぁい!!」
桃「いってらっしゃい。」
茈「いってくるね!!」
数年後
茈「桃~!!」
桃「茈笑」
茈「引越し大変だったぁ」
桃「まさか俺も連れてくなんて」
茈「まあ小さい頃からの友達だからな 」
桃「そっか。」
茈「一人暮らしかぁ~」
桃「俺もいる。」
茈「あぁ笑」
茈「じゃあある意味2人やな……笑」
……怖いんだ。俺は……。
1人になるのが。
さらに数年後
茈「……桃~。」
茈「もう歳とっちゃったなぁ……。」
桃「60はまだ現役。」
茈「60は現役じゃないよ……」
茈「桃はずっと現役か~?w」
桃「ふふ」
茈「いいな~。」
俺は何も変わらないのに茈はどんどん姿が変わっていく。
さらに数年経った。
茈が認知症になった。
桃「……茈、ご飯はもう食べたでしょ」
茈「あれ、そうだっけ笑」
三分後
茈「ご飯……」
桃「もう食べましたよ」
茈「あ、スマホの充電……。」
桃「もう充電器さしてありますよ。」
……俺を忘れる日も近いかな、その前に死んじゃうのかな。
あれから肺が悪くなり、茈は入院した。
特別に俺は入っていいらしい。
茈「桃……俺はもうダメかも……。」
桃「茈……?」
茈「……最後に伝えたい……。」
茈「……機械でも、人間でも、日々学ぶことは変わらなくて」
茈「俺が小さい頃は堅苦しい言葉ばかりだったけど」
茈「今はリラックスして会話をしている。」
茈「感情が無くても、」
茈「前の記憶も完璧に覚えてる」
茈「そんな君でも」
茈「……大好きだよ」
そのまま茈はいってしまった。
……茈……。
酷いよ、茈がいってしまうなら、俺の事壊してッッ……。
……でも壊されても茈とは違う……ッッ
……世界って大嫌い。
感情あるから、ッッ……。先に死ぬぐらいなら優しくしないでッッッ……。
ねぇ神様、茈と同じものが欲しい。
独りにしないでよッッ!!!!!
これ以上愛してくれる人はいない。絶対に。
なら壊して、叩いて、潰して。
……俺は機械だから、人間と同じことができない。
どんだけ想っても。
叫び、嘆くことはできない。
顔をぐちゃぐちゃにして目元を赤くすることはできない。
ただ、辛い気持ちを想って動くしかなかった。
完結。
ども、主です
何言ってんだ?ってなる可能性ありますので下に設定等書かせていただきますのでそちらを見てまた物語呼んでくれると嬉しいです!
登場人物
茈(人間):小さい頃に桃という機械を生み出した。
桃(機械):茈の手によって生み出された。
茈が逝ってしまった後の桃の嘆き
茈が死ぬくらいなら、俺を壊して→機械に死は無い。だけど代わりに機械を操作不能にすることは可能。桃はそれを望んだ
壊されても茈とは違う→機械として壊れた『だけ』死んでもないし、消えたわけじゃない。
ねえ神様、茈と同じものが欲しい→「人間」になりたい。茈と同じように死にたい。
独りにしないで欲しい。
これ以上愛してくれる人はいない→作った人が死ぬと孫等は「居るから世話する」となり愛を貰えなくなってしまう、貰えたとしても作った人より愛を貰えることはない。
辛い気持ちを想って動くしかなかった→これもただのデータ。データを保存し機械として動くしかない。
コメント
1件
ああ、これ…読んでいて胸が締め付けられました。最初の軽いやりとりから、時間が経つにつれて茈が老いていく様子と、変わらない桃の対比が切なくて。最後の「壊して」って叫びに、感情があるからこそ苦しむ機械の存在が痛いほど伝わってきました。短いのに、人生の重みと喪失の深さを感じる素敵な作品でした🍑
ゆな @誰かの裏垢
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