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あやのは時々「ふぅん」とか「へぇ」とか
声を出す。その度に僕はどきっとした。
手持ちぶさたなのも居心地が悪いので、とりあえずゲームをしていたが集中できない。
何回もゲームオーバーをしていた。
ようやく読み終わったようで、パタンと本を閉じた。
「こういうのが好きなの?」
う…
「別に…絵柄が気に入ったから買ってみただけだし…」なんとも言えない…
ちなみに内容は幼馴染みの男女がそういうことをする話だった。
「ふーん。ねぇ、黒くなってて見えない所、あるじゃない?」
何を聞いてくるんだ!?
「あるね。マンガじゃ描いちゃいけないんでしょ?」
「こうちゃんは知りたいと思わない?」
「え…?」
「私は見てみたいな…」
なんてことを…そりゃ僕だって見てみたいような…いや見たい!けど…
「そういうのはまだ早いってことでしょ?」
「見てみたくないんだ?」
「見てみたい…」
言ってしまった。
それを聞くと満足そうに
「そうだよね!見たいよね!あ~よかった。私だけが変なのかと思ったじゃん」
と笑って言った。
「じゃあさ、見せっこしようよ?」
と、とんでもない提案をする。
「え!?見せっこ?」
「うん。こうちゃん、まだ彼女とかいないでしょ?私も付き合ったこととかないし。見せっこしようよ?」
僕は完全に怖じ気付いていた
「見せっこって…ここで?」
「そう。今」
ぐいぐいくるな…
「べ、別にいいけど…」
いや、いいのか?本当にいいのか?見たくない訳じゃないし、むしろ進んで見たいけど…
「はい、決まり!じゃ、こうちゃん、脱いで?」
「え?僕だけ?」
「私もあとで見せるけど、同時じゃお互い落ち着いて見れないでしょ?」
「まぁそうか…わかった」
仕方なく僕はベッドを下りてズボンを脱ぎ、
パンツを…
「本当に見たいの?」
「見たい!」
これはもう何を言っても引かないか。
パンツを脱いだ。
「へぇ…昔見た時より大きくなった?」
「いやいつのことだよ!10年以上前だろ?」
恥ずかしい。あやのは目を輝かせて見ている。
「これって大きいの?」
「いや比べたこととかないからな…わからない。でも…」
「ん?」
「まだ大きくなるけど…」
「え?見たい!大きくして!?」
ここまできたら驚かせてやろう。
「じゃあちょっと触ってみて?」