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ただ、電車に乗ってトンネルの中に
入っただけなのに。
孤独を味わう事になってしまうなんて
思ってもみなかった。
今頃、あっちの世界はどうなってるのだろうか。
もしかしてあっちの世界の未来を
僕は見せられてるのだろうか?
だとしたら、
このままだと孤独になってしまうという状況を
あからさまに見せられている???
益々分からなくなってきて電車が
通っていた道に降りた。
しかし、道が分からない。
どっちから電車が来て
どっちに行ってしまったのかも。
頭の中の脳みその感覚が鈍った
とりあえず、歩いてみた。
電気もなく真っ暗な道を1人で。
寒くて震えが止まらなくて怖くて
涙が止まらなくなってきた
道の端に座り僕は眠ってしまった。
すると…
何か音がした。
ガタンゴトン…それは電車が動く音だった。
目を覚ますと電車に乗っていた。窓を見るといつもの街の景色だった
嬉しくなって安心して泣いた。
どうやらあれは僕の夢の中の世界だった様だ
安心して電車を降りた。
明けない夜は孤独。でも明けない夜なんてないのだと。
終わり