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CHIKA side
今日のスタジオ内はやけに人が多くて驚いた
理由をきけば今日から’ペアワーク’とやらがあるらしい
最後に来た時から3日程は来ていなかったから全く知らなかった
仲の良い友だちとか先輩後輩とかが多く通ってる場所だから急に増えるのも当然
(うーん、だれと組もう)
そう悩んで目を向けた先には’彼女’がいる
誘おうかな、どうしようかな、
こうしている内にもだんだんと2人ずつでみんなくっついていく
「ペアできたら座ってねー」
焦る。焦る。
ナオコちゃんは組みたい人、いるのかな
リュックの中を漁っていて何かを探しているようだった
「チカとナオコ、相性よさそうじゃない? 」
なんの悪気ない笑顔で言う
「「えっ」」
先生のその一言に背中を押されたみたいで驚きながらも近づく
彼女の目線と同じくらいの高さでしゃがんだ
CHIKA「ナオコちゃんと組みたいな」
NAOKO「ナオでいいなら。」
目は合わしてくれない
そんなことは置いといてとりあえず隣にすわった
「みんなできたね!じゃあ向かい合って挨拶からして〜」
CHIKA「組んでくれてありがとうございます!」
NAOKO「こちらこそありがとう」
ちょっとだけこちらに視線をくれた
「じゃあ課題曲!この5曲の中から選んで!来月には発表会するからそれまでに振り付け、衣装、その他諸々ちゃんと決めておいてー」
発表会という言葉にその場にいた全員がザワついた
うちが、ナオコちゃんと、?
CHIKA「は、発表会、」
NAOKO「…5曲全部きいてみよっか」
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NAOKO side
唖然としている横顔をちらりと見た
リュックサックに入れたはずの無線イヤホンはさっきも見つからなかったし仕方なく有線イヤホンを取り出してスマホに差し込む
オープンチャットに送られたリンクをタップした
彼女の片耳に片イヤホンを入れてあげた
NAOKO「はい」
CHIKA「びっくりしたぁ!」
急だったからかおどかしてしまったみたい
無意識に威嚇をしているようなその顔がヘンで笑ってしまった
CHIKA「もー、何笑ってるんですか!」
NAOKO「ごめん笑」
目を細めて軽く睨んでいるのが子どもらしい
NAOKO「あとさ、もう敬語禁止にしようね、’ペア’なんだし」
CHIKA「いいの!ありがとう!」
NAOKO「あ、名前も呼び捨てがいいな、い?」
CHIKA「えぇそんなのもいいの!呼ばせてもらうね!ナオコ!」
無邪気に喜ぶ’チカ’がどこか懐かしい感じがした
NAOKO「じゃあ流すね」
有線だからか自然と距離が近くなって肩が触れ合う
さらさらで綺麗に整えられている髪の毛が間近に見えた
思わず触りたくなってしまって手が伸びたけど今は聴くことに集中しなきゃ
5曲全部を聴き終えた
NAOKO「チカはどれがすき」
CHIKA「せーのでいいたいー」
「「せーの」」
「「4曲目」」
まさか合うと思っていなかった
CHIKA「ナオコ、こういう系超好きだと思ったんだー♪︎」
ナオの好悪を考えて選んでくれたの、?
やっぱり、やさしい子
チカのやさしさに甘えて課題曲は決まった
「とりあえず今日はここまで!なるべく早く決めておくようにね、じゃ、解散!」
皆一気に帰る支度を始めた
「チカ、あのさ」
首を傾げてナオの方を向く
NAOKO「連絡先、交換しておきたい、ほら、振りとか、衣装とか、予定とか、色々確認したいし」
いつもより早口になった
…いやいや、なに緊張なんてしてるの
なにも可笑しくないはず…
だって、’ペア’なんだし…
連絡とれたほうがメリットしかないし…
スマホから彼女の方へ目線を移す
CHIKA「もちろん!」
よかった、快い承諾の返事だった
自分の差し出したQRコードを読み込んでもらって’トモダチ’になった
CHIKA「ナオコのアイコン、お洒落で素敵だね(◜ᴗ◝ )」
NAOKO「あ、ありがと」
チカは突然なにかを思い出したような顔をした
CHIKA「あ、!今日宅配くるんだった!ごめん帰るね、おつかれさまーまたね!」
素早さに気を取られて返事はできなかったけど小さく手だけ振った
なんだか騒がしい子とペアになったみたいです
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