ぼん先生とのデートも終わり、帰りながら話していると、おばちゃんにぶつかった
どうやら、近くで火事があったらしく、慌てて居るらしい
「火事?いったいどこで?」
そこでぼん先生はどこで火事があったのか聞くと
「◯◯町の3丁目の◯-◯◯のマンション」
「!?、…っ」
と、おばちゃんが言った途端俺は走り出した
「おんりーチャン!?」
ぼん先生が俺の名前を呼ぶ声が聞こえたけれど、それを無視して向かった
早く、早く急がないと
「ハァッハァッ、!ハァッ、ハァハァ」
俺から大切なものがどんどん消えていく
行きなれた道を走って走って走っていくと、煙の匂いと、数々の救急車が現した
周りは人でいっぱいで、炎もまだ消防士の人達の力でも消えていないようだった
俺が周りを見渡していると
「おんりーチャン!」
「!、…ぼん…さん」
「急に走っていかないでよ、追い付くの大変だったんだからね」
「ぼんさん…能力を使う許可を下さい」
自分が一言そう言うと、空気が一変した
「おんりーチャン前にも言ったよね?世の中には救えない命があるって、いちいち助けてたらきりがないよ」
ぼん先生にそう言われた後、近くにいた消防士の話し声が聞こえてきた
『取り残された人はこれで最後か?』
『いや、まだ聞いた話によると、高校生で白髪の青目の男の子が見つかっていない…』
「えっ、…白髪って、…」
消防士達の話を聞いてぼん先生が反応した
俺はそれに合わせて、ぼん先生に近づき、ぼん先生の服を両手で掴みながら、
「おらふくんですよ!!おらふくんがまだ炎の中に取り残されているんですよ!!赤の他人でもない、俺のただ1人の大切な親友なんですよ!これ以上大切な人を失わせないで下さい!」
そう言うと、ぼんさんの閉じていた口が開き
「いいよ、行って」
そう言われた
俺はその言葉を聞いた途端、俺の周りはまた世界が止まった
❤️2500
コメント
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すいません! 勉強やなんやかんやでみれる暇なくなってしまいました(;o;) でも今日から出来るだけ早く観ます! 続き頑張ってください╰(*´︶`*)╯