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krsm
お仕置き
®️有り
最近スマイルの様子がおかしい。
前は話しかけたらすぐ答えてくれて
俺との時間を大切にしてくれた
でも、今は話しかけても
忙しいから
眠いから
とかいって俺を避けてる
デートもスマホばっか見て、返事も曖昧だ
なので今日はとことんアイツに絡もうと思う
いつもはそんなに絡んだりはしないが、こうなれば話は別だ
「スマイルおはよ」
「…ん、」
まぁ…想定通りの返しだ
いつもは諦めてご飯の準備をしているが、
今日は絡むと決めたんだ
「…ねぇ〜おはよぉって」
「…うん」
は?なんだこいつ…
少し苛立ちを覚えたが、負けじとだる絡みを続ける
「…ぎゅ〜」
「はっ、…!?」
驚いたのか目を開き、目を泳がせる
お、揺らいでるぞ…と思い、畳み掛けることにした
「おはようって返してくんないの…?すまいる、…」
「おっ、おはよう…、!言ったからっ、離せ…!!」
ちぇ、つまんねーの
まぁ朝はこれくらいでいっか…
「んふ…、朝ごはん用意するね」
「あぁ…」
…でも、すまいる…
心做しか嬉しそう…?
「すまいる〜」
昼になった
あいつは相変わらず本を読んで俺に見向きもしない
…俺より本のが大事なのかよ
「…隙あり〜」
と言って俺は彼の読んでいた本を取り上げる
鳩に豆鉄砲とはこのことか…と思う
「……返せよ」
「やだ」
「…もういい」
「…は?」
「…なかむのとこ行ってくる」
なかむ?なんで
なんで俺じゃないの?
「っ、…待てよ」
気がつくと俺は
出ていこうとする彼の手を引き止めていた
「…痛い、離せ」
「離さない」
「離せよっ!!」
今までに聞いた事のないくらい大きな声だった
そうか
そんなになかむがいいんだ
「…そんなになかむがいいなら」
「なかむと付き合えばいいじゃん」
「俺と別れたらいいじゃん」
「ぁ…、ちがっ……」
彼は顔を青ざめ、今にも泣きそうな顔をしている
あぁ、泣きたいのは俺なのにな
「…もういいよ」
「ちがう、ごめ…、きりやっ…」
違う?何が?
散々避けて
散々嫌がったくせに
「きりやっ、ん…ずっと…構ってくれなかったから、っ…」
「なかむが…逆に避けてみたら?って…」
「それでっ、…」
…は?
なにそれ
俺に構って貰えなくて…避けてた?
涙を零しながら
息を詰まらせながら喋る彼は
凄く可愛かった
「…そうだったんだ」
「うん、っごめ…ん…」
「んーん、いいよ」
「スマイルに構ってあげられなかった俺も悪いし」
「……でも」
「凄いイラついたし、凄い寂しかった」
「だから…さ、俺に付き合ってよ」
「う、ん…」
「ぁ”…、もっ……やぁっ、…」
「嫌なんて知ったこっちゃないよ」
「お仕置きなんだから」
目の前で体をびくびくさせながら、俺を見つめる紫色の瞳
あぁ…こいつはどこまででも俺を興奮させる
「も、慣らさなくていいから、っ…」
俺を求める目
俺を求める手
俺を求める声
全てが愛おしい
でも、これはお仕置きだから
「…だぁめ、気持ちよくなっちゃお仕置きにならないでしょ」
「や、もっ…むぃ……」
「きぃやんのっ、…ほし…っ……」
お仕置きだから、我慢しなきゃなのになぁ
も、いっかぁ
「…はは、もう我慢効かないよ?」
「あ”、♡はっ、むぃ…きぃ”やっ…♡」
どろどろになりながら俺を呼ぶ愛らしい声
顔をぐしゃぐしゃにしながら漏らす甘い声
もう何回イかせたかわからない
まぁ、お仕置きだからやめないけどさ
「も”、ぁ…♡むぃ、っ……ごえ”なさ、っ」
「謝ったって許されないの、スマイルが1番わかってるでしょ?」
「っ…」
中がキュッと締まる
言葉責めで締めるのか……
ますます興奮する……
腰を打ち付ける速度を早める
それに比例するかのように喘ぐ彼
彼も俺ので気持ちよくなっているのかと思うと、俺も気持ちよくなる
「は、っぁ……すまいる、…」
「ん”あ♡き、やぁ”…♡」
互いに名前を呼び合い
互いに同じタイミングで欲を吐き出した
「はー、っ…はっ…」
「っは…は……」
肩で息をしながら、スマイルは意識を手放した
全く、もう少し体力をつけたらどうなんだ…
でも
すこーし自分もやり過ぎたかななんて反省する
ま、お仕置きだしいっかと言い訳でもしよう
「さて…後片付けして寝るか…」
スマイルに愛された夜
スマイルを愛した夜を噛み締めて眠りにつくことにしよう。