今回は幼馴染達の過去です
1話や設定を読んでる方は、3年前の事件と多々書かれていたと思うので、今回はその事件の内容です!
駄文です。
誤字脱字多いと思いますが、暖かい目で見てください
それでもよろしい方はどうぞ!!
〈赤葦side〉
突然だが、俺には後悔してることがある。それは俺らの幼馴染の大きな事件である。
―約3年前―
俺らは中学生で、俺は中学2年、光太郎さん、鉄朗さん、衛輔くん、英太くん、はじめくんは中学3年生
そして、翔陽は中学1年生だった。
俺たち幼馴染は小学生の時から一緒にバレーをして、7人でいることが当たり前だった。
中学生ではもっと強い人がいる、東京の他にも強いチームは沢山あると小学生時代の監督から教えてもらったため、俺ら幼馴染は迷わずバレー部に入部した。
今ではそれが間違いだったのかもしれない。
俺らは小学生の時からやってるバレーの技術と7人の信頼関係を武器に沢山のチームを倒していった。大会でも、沢山の噂をされて、なんなら一人一人に変なあだ名?が着いたぐらいだ。
その中でも光太郎さんと翔陽は飛び抜けて上手だった。光太郎さんはパワースパイカーであり、翔陽は空中戦の技術がすごがった。
翔陽に持ってないものを光太郎さんが、光太郎さんが持ってないもの翔陽が補う感じで、その2人を軸としたチームだった。
そんな俺が認めるくらい凄いチームでも、挫折することはあるのだと、俺は身に染みてわかったのだ。
ある大会の決勝戦。俺らのチームがリードをしているが、相手のチームに連続得点を許している状態。光太郎さんも翔陽もはじめくんもブロックにぶち当たっていた。そして、みんながブロックでイライラしているのもわかった。でも、試合で勝てばそんなの収まる。
ブロックをされまくって、逆転された。すごぬ焦った。
相手はラスト1点で25点。つまりゲームが終わる。
俺は周りからも空中の覇者と呼ばれている翔陽にトスをあげた。3枚ブロック。でも、翔陽の空中の技術は凄い。俺は、、
俺だけでは無いと思う。みんな翔陽が決めてくれるそう信じたんだ。
だが、ブロックという壁にボールは跳ね返ってきた。
試合が、俺らの幼馴染チーム中学最後の試合が終わった。
全員が悔しそうだった。
それから俺ら7人はいつも喋るバスの中で一言も喋らなかった。監督もコーチも驚いていた。
学校に戻って解散になると、いつもの俺ら7人は自然に集まって帰る。だが、この時は違った。翔陽が1人で走って帰ってしまったのだ。俺ら6人は信じられなかった。
それは小学生の時1度だけ負けたことがあった。その時もみんな悔しそうにしてたもののみんなで泣きながら笑いながら帰ったのだ。
でも今回は違った。翔陽は解散したあとすぐに走って帰ってしまった。みんな驚いて追っかけることなんて出来なかった。
全員固まっていると、監督が俺らを呼んでいた。
監督「お前らお疲れ様。改めていい試合だっ
たよ。お前ら、翔陽のことは今はそっ
としておいてやれ」
俺はその言葉に納得できなかった。最後のアレは翔陽のミスじゃない。俺のミス、俺が翔陽にばっかりトスをあげていたから。そう思った。だから俺も走って翔陽の家に行った。
でも、出来なかった。他の5人がそっとしておこうと、明日は休みだからみんなで翔陽のところに行こうとそういう話になった。俺はすぐに話したかったが、明日行くならと今日は帰ることにした。
次の日、俺たちら6人で翔陽の家の前にいた。鉄朗さんがインターホンを押すと、翔陽の、お母さんがでてきた。
翔母「あら、、みんな」
赤葦「あの、、翔陽と話をさせてください」
翔母「いいけど、翔陽帰ってきてから部屋に
いるの」
翔母「何か昨日の試合であったの?」
赤葦「えっと、、俺が、、」
木兎「赤葦。後ででいい。」
黒尾「おばさん、翔陽と話していい?」
翔母「わかったわ、どうぞ、入って」
―翔陽の部屋―
夜久「翔陽、俺たちだ。入るぞ」
翔陽はベッドに蹲っていた。
黒尾「翔陽、俺たちと話しよう?」
翔陽は首を、横に振っている
瀬見「翔陽、昨日の大会、俺らは翔陽のせい
だなんて思ってないんだよ」
岩泉「翔陽、話さなきゃ分からねーこともあ
る。だから、話そう」
翔陽はそれでも顔あげずにベッドに顔を埋めている。
木兎「翔陽、なんでそんなに泣いてるんだ」
?!!全員が驚いていた。翔陽が泣いているなんて思わなかったからだ
赤葦「光太郎、さん、いつ気づいて、、」
木兎「翔陽の背中震えてるだろ?」
なるほど。光太郎さん、こういうところ鋭いんだよな、、、
翔陽「っっヒック、、だって、俺のせい、」
木兎「そんなこと誰がいったんだ?」
翔陽「っ、、、」
木兎「黙ってちゃ分からねーだろ!」
夜久「光太郎!大きい声出すな!」
木兎「すまん、、、、、」
黒尾「翔陽、それ誰かに言われたのか」
翔陽は横に首を振っている
瀬見「じゃあ翔陽がそう思ったのか?」
翔陽「、、、うん」
岩泉「この中に翔陽のこと悪いと思ってるの
翔陽だけだぞ?」
赤葦「……」
木兎「京治?」
赤葦「そうだよ、翔陽。翔陽が悪いんじゃな
いよ。俺が翔陽にばっかりボール集め
たから……」
翔陽「?!、、、」
夜久「おい!京治、それも違うだろ」
瀬見「そうだ、みんなのミスだろ」
赤葦「いや、俺のせいです。」
翔陽「……う」
黒尾「ん?翔陽もう1回言って?」
翔陽「だから、京くんは違う!!京くんが悪
いんじゃない!俺のせいなの!俺のせ
いで負けたの!これでいいじゃん!」
木兎「ふざけんなよ!!!!」
ドカッヽ(#゚Д゚)ノ┌┛
木兎「俺のせいだとかごちゃごちゃうるせー
全員ミスしたろ!最後は翔陽にトスあ
がったかもしれねーが、全員試合中ミ
スした!」
翔陽「……」
赤葦「……」
瀬見「そうだな」
岩泉「全員のミスだ」
夜久「光太郎、乱暴はよくないが、光太郎の
言う通りだな」
黒尾「まぁ、そうだな」
夜久「京治、翔陽とりあえず頭を冷やせ」
黒尾「落ち着いたら連絡よこせ」
木兎「……」
瀬見「京治、帰るぞ」
赤葦「はい、、、、」
―翔陽の家の外―
黒尾「光太郎、お前も頭冷やせよ」
夜久「あぁ。多分翔陽蹴られたとこ、だいぶ
痛かったぞ」
木兎「わかってるし、、」
《1週間後》
―体育館―
翔陽は休みが開けてから1週間部活に来ない。1人だけ1年生だから、顔も俺らと合わせなくなった。今日も来ないのかな、、
ガラガラガラ
?!!!!!
翔陽だ、、翔陽が来てくれた!!
監督「日向、、、」
日向「監督、、1週間休みもやってすみませ
んでした」
監督「あぁ。もう落ち着いたか?」
日向「あっ、はい!」
監督「練習出れるか?」
日向「今日は話させてくれませんか?」
監督「?!、、、、わかった。」
監督「レギュラーメンバー!部室いけ!」
―部室―
日向「みんな、ごめんね」
黒尾「いや、、、」
夜久「で、話せるようになったか?」
日向「うん、、ちょっとは落ち着いたかな」
瀬見「翔陽は改めてどう思ってる?」
日向「俺は、最後のやつは自分のせいって思
ってる」
日向「でも、負けたのは、、分からない」
夜久「そっか、、でも確実に言えることは
お前のせいで負けたんじゃないよ」
黒尾「おう、確かにお前のせいでもある、
でも、みんなのせいでもあるから」
岩泉「そうだ。だから、俺のせいでもある」
瀬見「そうそう!みんなのせいだからな」
夜久「京治は?」
赤秋「俺はまだ、、、、」
木兎「ってか誰のせいとかなくね?」
木兎「俺は高校でもバレーやるし、お前らと
もやりたい。」
夜久「俺は、、こんな関係になっちゃうなら
バレーやめてもいいかなって」
黒尾「やっくん、バレー続けようぜ。俺は研
磨もいるし、、」
夜久「鉄朗が言うなら、考える」
日向「で、俺、、宮城、行こうと思う」
瀬見「!?なんで、、、」
日向「俺、なんかみんなに甘えてるような感
じがして、、」
岩泉「翔陽がそうしたいならすればいい」
赤葦「?!」
赤葦「はじめくん!なんで、、、」
岩泉「翔陽の話聞いてみろ」
赤葦「翔陽、、、」
日向「京くん、ごめんね。でも俺はもう、み
んなに迷惑かけられないから」
岩泉「俺は少し前から翔陽の話聞いててな、
東京にいようって説得したんだが、ダ
メだった」
日向「ごめんね、、決めたことだからさ」
赤葦「そんな!俺が悪いから!俺が悪かった
からだから、翔陽!行かないで!俺と
バレーやろ、、」
日向「京くん。ありがとう。俺は高校でもバ
レーやるから。また会えるから。俺は
みんなに迷惑かけたくないんだ」
岩泉「つまり翔陽は俺らに迷惑かけたくない
から、宮城行くんだろ」
日向「まぁ、、うん、、、」
岩泉「だからよー、説得しても無駄だから俺
も宮城行くわ」
?!!!!!!!!
黒尾「でも、、受験どうするんだよ」
岩泉「宮城の友達と同じ学校行く」
瀬見「じゃ、、俺も!俺もはじめと一緒に行
く!!」
夜久「英太まで、、、、、」
日向「2人とも、、大丈夫だよ!俺1人でも大
丈夫だから」
岩泉「お前、ほんとに大丈夫なのか?」
日向「え?」
瀬見「翔陽、知らない土地で1人とか無理で
しょ」
日向「Σ(・ω・;)ギクッ」
岩泉「俺はもう志望校も宮城にする」
瀬見「俺も!」
木兎「翔陽!!俺はお前とのチーム好きだっ
た!だから迷惑とかが理由なら宮城に
行くの反対する!」
日向「俺はもう決めた!迷惑かけたくない!
だから宮城行く!」
日向「もうこの話は終わり。中学卒業までは
東京いるし」
黒尾「……もう、、 好きなようにしろ」
赤葦「鉄朗、さん?」
木兎「そうだな……コイツに何言っても無駄
だからな」
夜久「おい!光太郎!鉄朗!」
夜久「翔陽も!ちゃんと考えろ!」
岩泉「翔陽こうなるの分かってたんだろ?」
日向「うん、、、みんな優しいからさ」
瀬見「でも、優しいからでそんなこと言うと
思うな」
岩泉「おう、俺らも意見はアイツらと一緒だ
からな」
日向「そっか、、、」
これが俺の後悔だ。結局翔陽は宮城に行ってしまった。一応、挨拶はしてくれたけど、あの事件、あの話し合いの後俺らは素っ気なくなり、幼馴染みって言われても疑われるほどになってしまった。
俺も、光太郎さんと同じ学校に進学したが、他の先輩には幼馴染だということは知らない
こないだ音駒高校の鉄朗さん、衛輔くんに会ったが、2人とも後悔してるようだった。
なんで、突き放したんだろうって
翔陽の連絡先は知らない。教えてもらおうと思ったが聞けなかった。他の人たちもそんな感じだった。
そういえば、もうすぐ梟谷グループの合宿がある。GW明けたら夏休みすぐだ。烏野が来れないか誘ってみよう。
次回、GW合宿音駒高校との試合!!
コメント
2件
続き待ってます!
面白かったです 続きが早く見たいです