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俺は高2、弟も同じだ。身長は俺のほうが高いし運動もできる。
でも弟は身長は低いけど俺よりコミュ力があって、運動はできないけど勉強ができて…まったく同じ日に生まれたのにな〜なんでこんなに違うところがあるんだろうか。
弟のことを、なんだか少しいいな、と思う。
双子って似るもんなのに。
僕は高2、兄さんも同じ。
僕の名前は奏多で、兄さんが秋。
なんかいいよね。
僕は気にいってる。
兄さんは自分の名前が嫌いらしい。
女の子っぽいから、と言っていた。
僕はふわふわしている、と言われることがある。
兄さんはかっこよくて何着ても似合いそう、身長高いのいいな〜とクラスの女の子に言われていた。
僕は、兄さんみたいな人になりたかったな、と毎日のように思っている。
朝。
今日は晴れている、カーテンの隙間から光がもれて部屋のところどころが明るく、てらされている。
ちらっと、時計の方に目をやる。
「着替えなきゃ」
なんて独り言を言う。
でも、言ってみるだけで動こうとはしない。眠気がなくならずもう一度寝ようか迷ってから、
「よしっ」
と言って勢いよく立ちあがる。
少しふらつく。
立ったのはいいけど、やっぱり眠いし、めんどくさい。
「ご飯できたから早く降りてこ〜い!間に合わなくなってもしらねーからなー」
そうさけぶ兄さんの声がした。
親は二人とも朝早くに家を出る。
だから、朝は兄さんが作ってくれる。
ありがたいけど少しまずい。
多分、そんなことを言ったら自分で作れ、と言われてしまうような気がして、美味しいよ。 ありがとう。と言って食べる。
「急がないと」
そう言ってから、階段を駆け下りる。
「兄さんおはよ」
「おはよ。これ、お前のな」
「ありがと」
(あ、リュック部屋に置いてきちゃった)
急いで階段を駆け上がる。
ガチャッ
(あ!兄さん先に行っちゃう!)
「兄さん!」
「ん?どうした」
「一緒に行こ」
「友達は?」
「今日は一人なんだ〜」
「そっか、行こう」
「うん」
こんな日が続けばいいな