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「ま、舞衣………!何して………ッ」
大好きな彼女が、天井からぶら下がるロープにそっと手をかけていた。
自殺。
その言葉が俺の脳内を駆け巡った。俺に気付いた舞衣は叫んだ。悲痛な声。古傷だらけの両手首。小刻みに震える身体。血の気のない顔。
「やめて!止めないでよ………!!!」
「何で、ずっと一緒って約束したじゃん!」
「あのねマイキー。もう私は疲れたの。」
舞衣はそう言ってまた、ロープに向き直る。何を言っても無駄なのかもしれない。
「生きてれば良いコトあるよ………!」
綺麗事なのは分かってる。もう、舞衣は俺の方を向いてくれない。俯いてフッと笑った。
「それってさぁ……………..」
𝙴𝙽𝙳
補足】
クラスメイトから虐められていた舞衣。その虐めは悪ふざけにしてはあまりにも酷いもの。
育児放棄する両親。見て見ぬふりをする無能な教師。あまり学校に来ない彼氏のマイキー。舞衣には相談できる人がいなかった。
限界を迎えた彼女は早朝、学校で首吊り自殺を図り、久しぶりに学校に来たマイキーに見つかる。学校を選んだのは、クラスメイトや無能な教師への嫌がらせ。
舞衣が死んだら、マイキーくんが15歳で闇堕ちルート入るのでちゃんと助かります。(?