暗闇の中へ落ちて行く。
ただ静かに。
意識が無くなるように真っ白になる。
そこで私の記憶は終わってしまう。
その後私の目が覚めることは無かった。
ようやく本当の死を手入れられた。
やっと大嫌いなこの世から消えることができた。
けれど何故だろう。
心の奥底では死を怖がっている私がいる。
きっと少しだけこの世界で見える美しい景色が好きだったのだろう。
心残りがあるのだろう。
そう思ってもう考えるのはやめることにする。
私の目に温もりを感じたのはここだけの秘密だ。
コメント
1件
主様の儚い感じの小説凄い好きです!