ねぇ知ってる?
この学園にある七不思議の話
全部の正しい話を集めると何かが起こるんだって
知らないの?
じゃあ、1つだけ教えてあげるね
1番有名なお話ね
七不思議の七番目”トイレの花子さん”
寧々Side
旧校舎3階
女子トイレの3番目__
そこには、花子さんが居て
呼び出した人の願いを叶えてくれる
でも、引き換えに
なにか大切なものを取られてしまうんだって
呼び出し方はノックを3回
それから__
寧々「花子さん、花子さん。いらっしゃいますか」
ーーギィ
「はーあーい」
寧々「!?」
ドアが開いてっ…!
_あれ?誰も居ない……
なんだ、気のせい…
「こっちだよ」
寧々「ひっ、いやぁ!」
殴っちゃー
寧々「き、きゃあああああ!!!!」
てっ、手がっ……!感触がないっ……
「ーくっ、くふふ、あははは!!!!」
……男の子の声?
誰だろう……
「大丈夫?」
あっ、目が合っ、た……
寧々「ッッッ!!!」
お、男の子!?
寧々「透ける体…、人魂、昔の制服……あ、あなたは…」
「俺は怪異さ」
「学園七不思議が七番目”トイレの花子さん”はじめまして」
この七不思議が七番目の’が’ってところがめちゃ可愛い!by作者
寧々「あなたが花子さん……!?」
…………いやっ!!
寧々「そ、そんなの嘘っ!おかっぱは?赤いスカートは?しかも男の子だし……」
花子「いやー、そーゆーの最近流行らないんだよねー!」
花子「花子くんって呼んでもイーヨ」
寧々「怪異に流行りがあるの!?」
花子「確かに俺は男だよ」
花子「でも性別以外は君達が聞いた噂の通り」
花子「何か1つ何かを代償に呼び出した者の願いを叶える」
花子「君にもあるんだろ?」
花子「聞かせてよ」
花子「願い事」
寧々「……本当にただの変態幽霊じゃないのね?」
え、待って願い事!
花子「もういいさよなら」
寧々「わーっっ💦うそうそ」
寧々「男の子の花子さんかっこいい!」
花子「かっこいい…」
ここまじで可愛い!ニコーってなに!?破壊力エグい…先生尊敬…
意外と単純…
寧々「はいっ高等部1年A組八尋寧々です!」
寧々「好きな人と今すぐ両思いになりたいです!」
花子「ヤシロね」
花子「願い事は恋愛成就と…」
花子「相手は?」
寧々「2年の源先輩!かっこよくって頭も良くて誰にでも優しいすごい人。学園の王子様なの!」
花子「へぇー……」
花子「わかった、君の願いを叶えよう」
寧々「やったぁ!」
寧々「花子さんってどうやって願いを叶えるの?やっぱり特別な道具を使うとか!?」
花子「そーそー、スッゴイの持ってんだ」
寧々「すっごいの!?」
花子「わかってると思うけど……」
花子「怪異の力を借りるからには相応の代償を支払ってもらう」
花子「人智を超える力を欲すればそれだけ代償も重くなるんだ」
花子「だからこれくらいが安全なのさ」
寧々「でも…それでもって言ったら……?」
私はこの願いを絶対に叶えてほしい!
花子「それはー」
花子「ー俺道具持ってないから無理っ!」
寧々「ええーっ」
大丈夫よね…?
花子さんは願いを叶えるお化け
恋の願いなんて今までに何度も叶えてるはずだもん…
期待します!
花子「ええっとナニナニー?」
花子「{メゾット78己の特技を活かすべし}」
花子「ヤシロ特技とかある?」
??「あれっ!あまねだー!」
??「んー??女の子……?……あまねを呼び出せた女の子かぁ……」
コメント
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まじすか!? なぞの??ちゃんは1ヶ月以内には登場させたいです!