人によって紫桃か桃紫か変わると思う。
私は桃紫のつもりで書きました。
紫「ん゛〜…」
桃「いるま、頭痛い?」
紫「ぅ゛ん…むり…」
桃「そっかぁ…熱も出てきちゃったからなぁ…」
目の前で頭痛と熱に苦しむ彼。
朝起きたらなんだか隣が熱くて、聞いてみたら体調が悪いんだって。
熱測ったら38.2。
病院も視野に入れるべきかな。
桃「明日まで下がんなかったら病院行こうね」
紫「ん゛…」
桃「食欲は?」
紫「むり…たぶんはく、」
桃「そっか、わかった。」
吐くことを予想していると言うことは、きっとそれほど辛いんだろう。
水や薬だけでも用意しておこうかな。
桃「よいしょ、」
別の部屋に行こうといるまのそばで座っていた状態から、立ち上がる。
すると、くいっと後ろから引っ張られる感覚がした。
桃「ん?」
紫「…どこいくん。」
桃「水とか取りに行こうと思ってたんだけど…なんかあった?」
紫「べつに…ちょっとさみいなって。」
桃「寒い?」
“寒い”というのは、これから熱が上がるサインなのか…
それとも、ただ隣にいてほしい口実なのか。
桃「そう?だったら毛布も取ってきたいからさ、手、離してくれる?」
紫「いやだ、おまえがいい。」
「はやく、こっち」
後者だったらしい。
ベッドのスペースを開けて、こちらを見るいるま。
気持ちを伝えられない、不器用ないるまらしい甘え方。
それくらい、全部叶えてあげる。
桃「もう、しょうがないな」
紫「ん…あったか…」
桃「そんな寒いの?」
紫「なんか…せなかからぞわってするみてぇな…そんなかんじ、」
桃「そっかぁ…」
なかなか重症ではないか。
早く寝てもらって、水とか取りに行こう。
腕の中を見ると、うつらうつらと夢の世界へ船を漕ぎ始めるいるま。
桃「眠いなら寝ていいからね。」
紫「ん…」
そう返答が来る同時に、いるまの瞼が閉じる。
規則正しい寝息を聞いて、俺はベッドを抜けた。
桃「おやすみ、いるま」
体調不良ネタは書くの楽しいので好きです。
コメント
8件
初コメ失礼します、! いつも読ませて頂いています、pi✘✘vの方でも… リクエストしてもよろしいでしょうか? 体不もBLも最高です🫶
桃紫たまらん…主様やっぱり文才ありすぎでわ