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この前の直後からです。投稿遅れてすいません。色々行事とかあって…。
海軍大臣「…そろそろか?」
陸軍「はい。北西から敵兵の旗が見えたと…。」
海軍大臣「ふむ…ならばうかうかしておれんな。急ぎ陣形を再配置せねば。」
陸軍「陣形はこのままで宜しいのでは?」
海軍大臣「あやつらならば正面切っての戦いをしてくる。場数が足りぬからな。」
陸軍「兵の多さを利用した雪崩込みと…。」
海軍大臣「あぁ…それならば此方も兵を向けるだけよ。いつの時代にも防衛側は先手を打たねば負けるからな。」
陸軍「成程…。」
海軍大臣「…よし…。皆!陣形を北西方向へ正せ!必ずや抑え込み我らの底力を見せるぞ!」
陸軍「オォォォォ!!」
海軍大臣「弓兵!備え!」
陸軍「ハッ!」
海軍大臣「…!放てぇい!」
ー敵兵ー
敵兵「このまま行けば俺等が1番に要塞突破だな!」
敵兵「馬鹿正直に万遍無く兵置いてるからなあの国w」(弓矢が飛んでくる)
敵兵「ハッハッ…は?」
ーウパ王ー
海軍大臣「あんな少し屈む程度でバレぬと思っておるとは…浅いな…。」
陸軍「敵兵の陣形が糸のように解けていく…。」
海軍大臣「あやつらは第一陣。まだまだ余裕があるのだろう。」
陸軍「え?…あれが後何回も…?」
海軍大臣「そう危惧しないでも良い。見るべきは兵数よ。第一陣は小出しだった。いくら兵がおろうとあんな数じゃ何も出来ん。」
陸軍「え…?」
海軍大臣「あの数が何十回、何百回か来る。」
陸軍「そ、それでは疲労が…」
海軍大臣「あの程度じゃ此方が押し返せるレベルよ。」
海軍大臣「それにあの数なら今の半分で行けるわ。交代制で見張りをしつつ体制を維持させる。」
陸軍「あの一瞬でそこまで…」
海軍大臣「褒めるべき部分ではない。寧ろ先手先手で私に歯止めが効かなくなるやもしれん。その時は止めてくれ。」
陸軍「は、はい…!」
海軍大臣「さて…弓兵!予備兵と交代せよ!休息を取れ!」
陸軍「…それにしても第一陣かなり長いですね…。」
海軍大臣「もう第二陣と変わっておる。兵を次に次にと急いで投入している。これは勝負あったな。」
陸軍「え?」
海軍大臣「今回の敵側の攻勢、全て打ち破ったわ。分かり易すぎたな。」
海軍大臣「この程度の者達で王国兵に敵うと思ったのが阿呆よ。もう少し訓練時間を取れば違ったかもしれんな。」
陸軍「…!後は油断しなければ消化試合!良し!頑張ります!」
海軍大臣「あぁ。…問題はここからだな…。補給改善…前線兵の無さ…要塞内部の耐久…工作兵の投入でも願い出るか…。」
次回:攻勢直後