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「麗、ホントにいい子だったね」
水族館から帰る電車の中で叔母さんが、私に抱きついてぐっすり寝てる麗の頭を優しく撫でながらそう言ったから、私も、
「うん。私の子供って信じられないくらいにいい子だよ。マジで子供の頃の私とぜんぜん似てない」
思いっきり実感込めて言っちゃった。そしたら叔母さんも、
「それは私もそう。子供の頃の私はこんないい子じゃなかった」
苦笑い。確かにそんなに親しくしてたわけじゃないし会ったこともそんなになかったけど私がなんとなく覚えてる昔の叔母さんもちょっと不良っぽかった気がする。
『なんか怖い人だな』
って印象かな。そんな私と叔母さんに育てられてても麗はぜんぜんいい子なんだよ。遺伝子だけで決まるんじゃないってすごく思う。