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#ちゃのざき
かわそ🍼💙 ☁️💫
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D a i ©
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夢を見た。
高校生の頃の僕たち。
夕暮れに染まる屋上で、静かに涙を流す彼の姿と、それをただ無我夢中で抱きしめる僕。
懐かしい。
舜太はなんであんなに泣いていたのか、理由を話してくれることはなかったけれど。
僕の心の奥には、あの涙のあとに見せてくれた彼の綺麗な笑顔が、今も消えずにしっかりと焼き付いていた。
――そんな懐かしい記憶から浮き上がるように、カーテンの隙間から差し込む朝日の眩しさで、僕はゆっくりと目を覚ました。
重い瞼を開けると、すぐそばに彼の顔があった。
長いまつ毛に、筋の通った綺麗な鼻。
下唇が少しぷっくりとしていて柔らかそうな唇。
すっきりとしたフェイスラインに、男らしいキリっとした眉毛。
さらさらの髪の毛が、少し目にかかっている。
「綺麗な顔……」
寝起きでまだ回らない頭のまま、ぽつりと呟いた。
どうしても彼に触れたくなって、僕は布団から出した右手で、彼の頬をそっと包み込む。
親指の腹で、柔らかそうなその唇の輪郭を優しくなぞった。
なんで今まで気づかなかったんだろう。
こんなに誰かを大切に思うのも、愛おしいと思うのも、ずっとそばにいたいって願うのも、この人だけなのに……。
本当に自分のことには鈍感だ、と呆れてしまう。
それと同時に、この人が僕を好きだと言ってくれる現実が、急に非現実的なものに思えて胸が苦しくなった。
そんなこと、本当に許されるのだろうか。
こんな、汚れてしまった僕が……。
あの過去のことをすべて話してしまえば、きっと彼は――。
でも、この人はどこまでも優しいから。
僕を傷つけないようにと無理をさせてしまうのかもしれない。
それならいっそ、拒絶してくれたって構わない。
悲しいけれど、それが僕の受けるべき報いなら仕方がない。
何より、僕はこの人に幸せになってほしい。
僕と一緒に、あのドロドロとした暗闇の底へ沈む必要なんてないのだから。
あぁ……やだな。
「……どうしたん? そんな顔して」
いつの間にか目を覚ましていた彼が、この世の何よりも愛おしいものを見るような、優しい顔で僕を見つめていた。
頬を包んでいた僕の手に、自分の大きな手を重ねてくる。
「……あ、しゅん、おはよ」
「おはよ! 寝起きにじゅうの顔が見れるって、ほんま幸せやなー」
これ以上ないくらい幸せそうにクシャッと笑うもんだから、僕の心にまとわりついていた暗い霧がすっと晴れて、つられて笑顔になってしまう。
「いや、天使やん」
「は?」
「いや、天使やんって思ってな」
「いや、は?」
彼の手が僕の頭へと伸びて、起きたばかりの髪を優しく撫でる。
「お日様に照らされて、キラキラ光って見えるわ」
「、は?」
「何なら、その白くてきれいな肌が透けそうやわ」
「、、は?」
「さっきの微笑みとか、完全に天使そのものやわ」
「、、、は?」
呆気にとられる僕の耳元に、彼はさらに顔を近づけて、甘く囁いた。
「……好きやよ?」
「……っ、/」
「こんな風に、毎日好きって伝えられるんがほんまに嬉しいわ」
そう言う彼は、本当に、心の底から幸せそうで。
「、、ありが、と、、」
小さく呟き、少しだけ笑みをこぼした僕の頭を、彼は「可愛すぎ!」とでも言うように両手でわしゃわしゃと力任せに撫で回してきた。
「やめてってばー!」
「ひゃはは、嫌がるとこも可愛いわ!」
そう言いながらも、触れ合う体温がなんだか楽しくて、嬉しくて、僕の口からも自然と笑い声が溢れてしまう。
あんなに怯えていた過去も、自分への嫌悪感も、彼の圧倒的な愛の熱の前では簡単に形を失っていく。
これが”幸せ”なのかもしれない。
今はただ、そうやって少しだけ浮かれてみることにした。
ところで、今は何時なのだろう。
まばゆい朝日の割には静かすぎる空気の中、僕は枕もとのスマホを手に取り、画面を点けて時刻を確認する。
5:53
「まだ6時にもなってないよ笑」
「でも完全に目覚めてもうたなぁ」
スマホの画面を覗き込んできた彼が、ふにゃりと眉を下げて笑う。
「朝風呂でも行っちゃう?」
僕が気まぐれにそう提案すると、彼は一瞬で目を輝かせた。
「ええなぁ!!! 貸切風呂行こや!!」
彼といると、ついさっきまで僕の心を支配していたはずの、深く暗いマイナス思考すら、気付けば何でもなかったかのように楽しい気持ちへと塗り替えられていく。
彼は魔法使いかなんかなのかなぁ。
そんな寝ぼけたことを考えながら、嬉しそうにバスタオルを準備し始める彼の広い後ろ姿を見つめ、僕もシーツの海からゆっくりと起き上がった。
to be continued……..
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題名そう言うこと!?幸せというものを知れてよかったと同時にこれまで幸せというものが分かってなかったという悲しみが同時に来ています