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次の日、なんともなく学校に登校し昼休みになった。
食費ないし、今日も飯抜きかな……
え、背高すぎてやば!
顔面偏差値高すぎ♡
あの、彼女とかっていますか?♡
…何やら廊下が騒がしい。巻き込まれないようにしないと…
「 らっだぁ? 」
え、?
声のする方を見ると、コンタミが居た。
え、いやいやいくら顔が良くても学生服コスとか痛すぎだろ……
ら 「 …何してるの? 」
コン 「 らっだぁに会いに来たんだよ? 」
ら 「 いや、学生服コスとか痛いって… 」
コン 「 コスプレじゃないよ? 」
ら 「 え? 」
コン 「 俺3年生だよ?同じ学校だって言ってなかったね〜 」
え、学生だったの!?!?
大人びた顔つきから学生だとは思えなかった。そして何より言動に無駄がないため大人だと思ったのだが…
てかなんで俺の教室知ってるんだ…?
コン 「 放課後、来てね…? 」
ら 「 はい…? 」
コン 「 服はこっちで用意するからそのまま来てね〜 」
ら 「 あ、はい… 」
圧がすごい。
コン 「 お食事中だった? 」
ら 「 いや、今日はご飯ないです 」
昼飯抜きにしても光熱費を払えるかどうか…
高校生の一人暮らしなんてそんなもんだ。バイトだけで普通の生活通りなんてできる訳もない。
コン 「 え、お腹空かないの? 」
ら 「 はい、全然 ((ギュルルルルルル
ら 「 あ… 」
コン 「 ふふ、僕が奢ってあげるから着いておいで? 」
ら 「 …はい 」
むっちゃ恥ずい。思わず下を向いてしまった。顔が火照っているのが自分でもわかる。
あ〜、恥っず……
ら 「 うっま! 」
コン 「 お口にあったようで良かったよ 」
学食は高いので食べた事もなかったのでコンタミに選んでもらったのだが、凄く美味しい。
学食のラーメンってこんなに美味しいのか…
ら 「 ご馳走様でした!コンタミさんありがとうございます! 」
コン 「 いえいえ〜 」
コン 「 それより僕のことは呼び捨てタメ口でいいからね? 」
ら 「 あ、はい!…じゃなくてうん! 」
コン 「 ふふっw君は素直だね…w 」
コン 「 じゃ、放課後待ってるからね〜 」
そう言って俺の分の食器まで片付けていってくれた。怖い人だと思ってたけど案外優しいな…
キーンコーンカーンコーン……
結局来たが、やはり立派な御屋敷だな…
ガチャッッ
ら 「 あれ?鍵かかってる…? 」
「 アイコトバをいエ」
ら 「 え、合言葉…? 」
合言葉なんて教えられてないし、あるとも言われてないんだけど!
ら 「 えぇ…っ、ひらけごま! 」
「 アイコトバナンテナイヨ〜ww 」
そう言いドアから顔が出てくる。
ら 「 うぁぁぁぁあ!? 」
「 ンフフフwww 」
そしてそのまま壁を貫通して少年が現れる。
ら 「 え、ちょ、えぇ… 」
「 ラダオクンダヨネ? 」
ら 「 うん、そうだけど君は…?ここは子供が来るところじゃないよ? 」
「 シツレイナヤツダナ 」
いや、でもどっからどう見ても小学生か中学生だよな…
「 オレハミドリイロ 」
み 「 ココノシテンノウノヒトリダヨ 」
四天王…前回来た時に教えて貰った事がある。
触手王コンタミ
堕天使金豚きょー
炎帝レウクラウド
子霊みどりいろ
説明しながら 「 自分で言うのも恥ずかしいくらいやわ 」 とか言ってたな…
こんなに幼い子がギャングの四天王…?
み 「 ナンカシツレイナコトカンガエテナイ? 」
ら 「 いや、別に…? 」
み 「 コンチャンガヨンデル、ツイテキテ 」
言われるがままに中に入り、靴を脱ぎ着いていく。
コン 「 やっほ〜、て、みどり…!? 」
み 「 ナニー? 」
コン 「 いや、なんでもないよ 」
コン 「 それより今日呼んだのは依頼を1つこなして貰おうと思ったからなんだけど 」
やっぱりな…まぁ入ってしまった以上しょうがない事なのだろう。
コン 「 でね、今日は僕達もついて行こうと思うんだよ 」
ら 「 たち? 」
きょ 「 おう、四天王全員でな 」
背後から俺の肩に手をかけながらいつ来たのかきょーさんが答える。
コン 「 まぁ、昨日の2人の方も見るから全員がらっだぁの方に行く訳じゃないよ 」
ら 「 ちなみに俺の方に来るのは…? 」
コン 「 俺だね〜 」
…何となくそんな気はしてた。
み 「 オレモイク、ジュンビシテクル 」
そう言って壁を通り屋敷のどこかへ消えてしまった。
きょ 「 どりみーが懐くなんて明日台風来るんじゃねぇのか? 」
コン 「 俺も同感だよ… 」
ふたりとも開いた口が塞がらないとでも言わんばかりの表情で固まっている。
いたずらっ子だしそんな人見知りには見えなかったけどな…
ら 「 …以来の内容は? 」
コン 「 御掃除…殺しだよ 」
ら 「 っ…… 」
唾を飲む。人殺しなんてしたことも無いし、したくもない。
そもそもぐちつぼとぺいんとは内容を知ってて入ったんだよな…?
…あいつらは人殺しになるのを分かっていて入ったってこと…?
…やらなきゃ行けない。でも、
…あの鉄の匂いを、赤黒い液体を見たら俺は……