テラーノベル
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続きです!
🐸彡…s
⚡️彡…t
🐸彡視点
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s「…ないですよ、そんなの」
そうだ。俺に悩み事なんてない。
ただ、少しだけ悲しかったり苦しかったりすることがあるだけ。
普通の人生を送って何がおかしいと言えるだろう。
t「貴方が悩みじゃないと思っていても、
悩みだったなんてことは沢山あるんですよ。 」
s「で、でも」
t「…いいから、悲しいとか苦しいとか思った時のこと教えてくれませんか。」
なんとなく、この人には話したくなった。
普通でもいい。
この人に話さないといけない。
そうして俺は、ttさんに
これまでのことを全て 話した
悲しかったこと、辛かったこと、苦しかったこと、泣きそうになったこと。
全ての元凶は夫なのだとわかっていたけれど、
あの人から離れられなかったこと。
日常茶飯事にすぎないことなのに、涙を流してしまった。
これまで溜め込んできた全ての感情が、
言葉になって外へ出ていく。
そんな気がして。
ttさんはただ相槌だけを打っていた。
何も言わなかった。
俺は話終わった後も泣いていた。
大の大人が外で泣くなんて恥ずかしいけど、
今回だけは許してほしい。
ttさんから溢れる優しさのオーラが、俺の瞳から自然と涙を誘う。
嗚呼、こんな優しさに触れたのはいつぶりだろう。
と、横でttさんが声を漏らした。
t「辛かったんですね」
俺はやっと気がついた。
俺が言って欲しかったのはこの言葉だと。
夫のことを悪く言って欲しいわけでもなく、
自分を同情して欲しいわけでもなかった。
ただ、俺の苦労と涙と絶望を、認めて欲しかった。
優しく聞いて欲しかっただけなんだと。
その言葉を残して、ふとttさんは軽く顔を伏せた。
そして、そっと俺の腰に手を回した。
顔全体に熱が伝わる。
その手にあまりにも、俺への熱を感じたから。
あまりの距離の近さに動揺するも、
ttさんが今から何を言うかの方が気になった。
その手に少し力を入れてから、
t「俺、守りたいです、貴方のことを」
“守りたい”そんな言葉を聞いたのは
コミックの台詞以来だ。
子供の頃に読んだコミック。
こんなヒーローが自分にもいたならば。
小さな頃からそんなことを思って生きてきた。
それが数十年経った今、叶おうとしていると
いうのか。
s「ttさん、?」
t「svさん、貴方は違うかもしれないけど、俺にとっては貴方が大切なんです。出会った時からずっと。」
そうやってこちらを見てくるttさんの目には、涙が滲んでいた。
この人は本気なのだろうと、なんとなく思った。
s「そんなことないですよ。
俺にとっても貴方は大切なので。
貴方が守ってくれるっていうなら….
その優しさに、甘えても、いいですか?」
t「!もちろん…っ!」
ttさんが輝かせた目は、これまで見てきたどの宝石よりも輝いていた。
そう、太陽のように。
出会ったあの日、太陽のようだと感じた時の彼は、まだ俺の目に焼きついていた。
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いつも通り下手で申し訳ない…
今日はいつもより一段と難しいシーンでしたのでお許しを….
コメント
4件
下手じゃありませんよっ!?めちゃんこ上手いです!!! 🐸彡が辛かったのが伝わってきました……、夫どうなるんでしょう🤔、楽しみです、!! 投稿頑張ってください、!!続き待ってます✨
陰ながら お話楽しみにしてます ✨ 体調に気おつけながら 活動頑張ってください ! ✨