コメント
11件
保鳴は世界を救うんですよね
やべぇ今まで鳴保のほうが好きだったけど保鳴もよき……チ───(´-ω-`)───ン
天才的な作者様☆
「…それ、は─」
「ッ当たり、前だろ……」
「…さよか」
少し諦めたような、小さな囁きだった。なぜだか切なそうで、それでいて苦しそうな。
「…今退きます」
「なんでしたっけ、腕立て200回?笑」
…なんでそんな顔して笑うんだ。拒絶したこっちが胸が痛くなる。
「…しなくていい」
「え、?」
いつもとは違う保科の雰囲気に、聞いたことのないようなその声に、今までにないくらい近いこの距離に。
思わず、そう言ってしまった。
「二度も言わせるな。しなくてもいいと言っている」
「いやでも─」
「ええい、うるさい奴だな!」
「えぇ…?」
「そんなに喋りたいならその口塞いでやってもいいんだぞ?笑」
「…ほぉ」
「どんな風に?」
「どんな風にって…そりゃ、…分かるだろ、////」
「なに照れてはるん笑」
「照れてねぇよ!!」
「大体っ、おまえが」
ちゅうっ
「ぅ…ッ!?」
………はっ?こいつ、何して…
「こんな風に?笑」
「ッ〜…!?////」
…保科のその不敵な笑みを見た瞬間、全てを理解した。
「な、にすんだオカッパァァァ!!」
「うわ、うるさ」
「ボクの神聖なファーストキスが…ッ」
「あちゃ〜、奪ってもうたか笑」
「変な言い方すんな!」
「…ふふ」
「何笑ってやがる!!」
「…『セキニン』、取ってあげてもええですよ?笑」
「っ、」
「何言ってんだバカ…!////」
「っ…!」
「あーもう、あかん」
「はっ?」
ちゅっ
「ッ」
ぢゅうっ♡
「ん”っ…!?////」
唇を吸われ、ビクッと腰が跳ね上がる。
そして、グッと肩を押されたかと思うと、あっという間に押し倒されるような体勢になっていた。
「っ、おい…!」
ちゅっ、ちゅうっ♡ぢゅっ♡
「ふっ、ぅ…ッ♡」
「…舌、出して」
「むっ、り…!」
否定はしたものの、まるで聞こえていないかのように口内に侵入してくる保科の舌。
「ん”ーッ…!♡」
一体どこでそんな技術を覚えたのか、いやらしい水音をたてながら深くなっていくキス。
チュクックチュクチュッ♡ジュルッヌチュ♡ヂュウウウッ♡
「はッ、ぅ…ッ♡ンっ…♡」
息継ぎの合間に、自分でも聞いたことのない変な声が漏れてくる。
そうしている内に頭が真っ白になってきて、ふわふわと気持ちいいような、言い知れぬ快感でいっぱいになっていった。
だんだんと熱を持っていく下腹。グッグッと押し付けられる保科のソレは、欲情以外の何物でもないだろう。
…欲しい。