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小さな街にある小さな花屋。

そこに白い男の人が来た。滅多に来ない珍しいような人。その白い男の人は真剣に花を選んでいた。「ねぇ」 と声をかけられた。「お願いがあるんだけど、君に花束作って欲しくて…お願いできるかな?」 と言われた。あぁ、この人は花が多すぎて選べないんだなと思ってしまい少し笑ってしまった。「あ、笑ったな?」 謝りたいけどクスクスと笑ってしまう。

「まぁいいや、どれも綺麗なんだけどね僕が選ぶと何か違う気がして…電車は詳しいけど花は詳しくないんだよね」とその人もクスクス笑った。よし、任せて!と言うと「本当に?!ありがとう!」と言ってくれた。そこから私が選んだ花束を大事そうに持って「ありがとう!また来るね!」と言って、白い男の人は去っていった。

「あら?キレイバナお花売っててくれたのね?ありがとう」 「ハナァ!」店主のお姉さんに頭を撫でてもらった。「所で今来たのって、サブウェイマスターのクダリさんじゃないのかしら?」お姉さんの呟きはキレイバナには聞こえず、白い男の人はまた来るのかな?楽しみだな。と思っていた。


 流石に手ぶら…とも思い、小さな花屋に寄り道してお花を選んで貰った。バラ、ポピー、ヒスイラン、どれも綺麗でなんだか初めて見るような花が沢山あったから少し迷ってしまったけど、こうして選んで貰って正解だったと思う。特に僕と兄の大好きだったポピーを多めに入れて貰った。

「入るよ?」着いたのは病院の病室。よく見るとプレゼントの箱が置いてあった。先にカミツレちゃんが来たのかな?「所で見てよ!この花束!」花瓶に花束を入れて日の当たるところに飾る。

「凄いでしょ。花屋のキレイバナに選んでもらったんだ!いつも地下に居てあんまり花なんて、見なくなったからなんだか新鮮だよねっ!今度一緒にそのお花屋に行こうよ!約束!」                                                                                                                                   「だからね、このお花が散っちゃう前に早く目覚めてよね。ノボリ…またクダリって呼んでよ…」その声は彼には届かずに花だけに届いているように感じた。


「おや?」吹雪が夏でも吹きずっと雪が積もっている純白の凍土。真っ白な世界に真っ黒なコートを来ている人物がいた。                                                                                           「はて…?何故こんな花も生えない場所に花びらが…何処から飛んできたのでしょうか… 」自分の手に花びらが落っこちてきたのだ。

花が生えてる所から飛んできたのだろうか?だがここからかなり離れているのに風の力で飛んできたとは思えない。「この世界に来てから不思議だらけですね。確か…この花はポピーでしたっけ?私が大好きな花だったような、でも…どうしてなのでしょうか…」



純白の凍土は寒すぎて花すら生えない場所だ。花があったとしてもポケモンが食べてしまうだろう。なのになぜ、なぜこの世界に咲いているはずのないポピーの花びらが自分の手に飛んで来たのだろうか。






サブマス小説書きました!キレイバナ→クダリ→ノボリ(翡翠)の順番です。もし、ノボリさんが本当に連れてかれたのではなく、翡翠の夢でずっと眠り続けていたら…というのを想像して書きました。最後まで読んでくれてありがとう!

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