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「ハッピバースデー!!!!だーいやー!!!」





「おめでとー!!!!! 」

────ドアを開けると、でかい音が響いたあと小さい紙切れが俺の目の前を通る。





「……そういえば誕生日だったね、俺 」

すっかり忘れてた。いい思い出もないし




「えぇ!?俺カレンダーに書いてあるんだけど……」



「人の誕生日書いてどうすんの」




「まあね、うちは姉だしね!知ってて当然だしね!!カレンダー書いたしね!!」



「そういえば書いてたねこの日」



「えなんで知ってんの怖い」




「……あ、これ」




薔薇か…赤すぎて目が狂いそう。




「……ありがとう、姉さん」



「…う、うん…捨てないでね…?」



「…はいはい、」






「うーす、たんおめー」



一番言動軽いくせに一番思いやりがある奴きた…



「ケーキ食う?」



「俺は別n」



「わあ!!!食べる!!!ねえ雫弥!!!」



「……はぁ(諦め)」




ほんと甘党なんだから…




「めっしーは?」



「ん、多分キッチン」



「え料理してんの」



「んなわけねぇよあいつぁ準備だよ」



「だよねぇぇぇ」



「何安心してんだよアホ」













「……」



誕生日でも影薄いなぁ〜…俺



「ねね、自分が何歳か分かってる?!」



「…え、何」



「……いや、ぼーっとしてたから」




「…別に、影薄いなぁって…」



「何それ、そんなことないでしょ」



……そういえば、子供の時祝ってもらった気がするな…こいつに




「…飽きない?そういう子供っぽいこと」




「…え、」



「飽きるわけないじゃん!親友の誕生日祝うのにそんな言葉ないでしょ」



「…」



親友ね…、





「ケーキ美味しい?」



「……」



「いらないなら僕食べちゃうよーだ」




「…あげるよ」




「…んぇ、」




「俺は甘いのいいからさ〜…」



「……ちょっと、え…」





「姉さんにでもあげといて。適当な理由つけて」



「…ちょ、勝手だって…」




「これも勝手じゃん、パーティーも 」

「…あ、」





「…まぁ、祝ってくれてありがとう。」




「また明日ね。気が向いたら連絡して」










特に意味もない誕生日なら、祝われる資格もない。




笑顔も何も、難しいからね。




手元の薔薇を潰す資格しかない。





光らないダイアモンドには、




これっくらいのHappy birthdayお前が俺を産んだ日でいいだろう。

─────







まさかのバッドよりのエンドとなりました()



雫弥くんはこんくらいの謎がいい。((



ギリ間に合いました!!!



お誕生日おめでとう🎈💎





Happy birthday.


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文字なし

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🌹


桜の花曇(オリキャラ)&うちよそ短編集

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