テラーノベル
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2話更新です!前下書きしていたものをやっと投稿できます笑笑
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最初に気づいたのは、
声だった。
〖……龍馬さん……?〗
返事がない。
ソファに座ったまま、
龍馬さんは動いていなかった。
頭が少し前に落ちて、 だるそうで…
〖……龍馬さん!〗
慌てて近づいて 額に触れた瞬間、 息を呑んだ。
(熱い……!!)
【……っ】
肩を揺すると、
龍馬さんがうっすら目を開ける。
【……りく、?…】
声が、少し掠れていた。
〖だめです、立たないで……!〗
反射的に言って、 龍馬さんの身体を支える。
ふらりと体重がかかって、 その重さに
“本当に限界なんだ”と悟った。
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ベッドに寝かせ、 体温計を確認する。
38.7度
〖……〗
唇をきゅっと噛んだ。
濡れタオルを用意しながら、
静かに、でも確実に怒る。
〖……煙草…
吸いすぎなんじゃないですか? 〗
〖寒い中、 あんなに走り回って……
寝てないのも、知ってます。〗
タオルを額に当てる手は 優しいけれど、
声は震えていた。
〖昼も夜も、 起きてる時間… おかしいじゃないですか……〗
龍馬さんが 小さく笑おうとして、
少し咳き込む。
【……怒られてもうてるな……】
〖怒ります。〗
僕は、初めてと言っていいくらい、
強い口調で言った。
〖……約束、しましたよね…
間違えたら、 言うって……〗
龍馬さんの指が、
シーツを掴む。
【……すまん……】
その一言が、
やけに弱々しくて、
キュッと 胸が締めつけられる。
〖……謝らないでください。〗
薬と水を差し出す。
〖飲んでください…〗
【ん…】
素直に従う姿に、
怒りと心配が一気に溢れた。
〖龍馬さんは…… 自分のこと、
後回しにしすぎです……〗
声が、震れる。
〖いなくなったら…… 僕……〗
言葉が続かない。
龍馬さんは ゆっくりと僕を見る。
【……そんな顔、
させるつもりなかった……】
タオルを絞り直して、
ぽつりと言った。
〖だから、 ちゃんと生きてください。〗
その言葉に、 龍馬さんの目が揺れた。
【……陸。】
〖はい。〗
【……そば、おってくれるか。】
陸は、 少しだけ考えてから、
頷いた。
〖……もちろんです。〗
ベッドの横に座り、 手を握る。
今度は、 離れない。
龍馬の体温が 少しずつ、
陸の手に伝わっていった。
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はい!終わりです!
ありがとうございました!
コメント
2件
龍馬さんが風邪ひいちゃったのか……👀ちょっと弱々しくなるタイプなんですかね…それもギャップで全然良きです……🥹💖