太「聖なる夜に浮気とは、、、いい度胸じゃない」
中也の様子が最近おかしい
・スマホを隠す
・夜いない
・口喧嘩にならない
・ワインを控えている
・スキンシップしてこない!
いいこともあるけど、やっぱりなんかおかしい!
太「中也のことに関して知らないことがあるとイラつく」
そんなことを帰り道に思いながら、太宰は中原の家に向かった
太「ただいま、っと。いないのかぁ」
太「テレビでも見よう」
クリスマスが近いからか、恋人関連の番組が多い
「クリスマスに向けて!!
倦怠期の恋人さん必見!!彼女さん!
彼氏さん浮気してるかも?」
太「な、何このくそ番組」
太「クリスマスに向けてカップル別れさせようとしてるじゃん」
番「倦怠期のカップルに彼氏さんの様子を聞きました!!」
モブ1「わたしの彼氏は、スマホばっかりいじっています!ゲームゲームゲームゲーム!!いい加減にして欲しいです!」
太「中也はゲームしてるわけじゃないし」
モブ2「夜帰ってこない日が続いています。美味しいご飯を用意しても、食べてきたって言っています。でもクリスマスまで持ち堪えたいです」
太「夕飯は一緒に食べて…る!時々、そう!時々…」
モブ3「今は彼氏いないんですけど、元彼と倦怠期だった時の話をします。わたしと元彼は幼馴染だったので喧嘩が絶えませんでした。でもらあるときからしなくなったんです。そしてしばらく経って気付きました。あぁ、もう喧嘩するほど興味も無くなったんだなって。そこからは自然消滅しました。彼氏には彼女がいます。もしかしたらわたしが浮気女側だったかもと思うと怖いです」
太「あ…いや、まだ、わからないし。喧嘩しないのはいいことだし、」
太宰は気づいた
いつのまにか、身を乗り出してまでその番組に釘付けになっていた
太「んー、、、疑ってるよね、わたし。確実に中也のこと」
太「外でて、空気すいにいこー」
太宰はハンガーにかけてあったコートを手に持ち、飛び出すようにイルミネーションで人工的にキラキラ輝いた横浜の街に出ていった
中也を探すように