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うわ、てぇてぇすぎてしにそう。
side:シグマ
一月二十日。日本では正月の賑わいも冷め、バレタインデーや節分の気分になっている人も少なくは無いのだろうか。
天空カジノも正月という土壇場を切り抜けたが、お互い任務で忙しく暫く会えて居なかった為、久々のOFFに気合を入れている。服なんて数年間同じ物を着回していたし、思い切って新調してみたりもした。
シンプルに白のセーターに動きやすい様に少し大きめのジーンズ、念の為にコートを羽織ってヨコハマの駅前で同僚を待つ
すると奥の方から煩いのが来たと思ったら異能を使ったのか、私の真後ろに現われた
「やめろ」
「ハーハハ!!新年でもシグマ君は変わらないね!!相変わらず間抜けだ!!」
はあ、新年でも何でも変わらないな、此奴は
「莫迦なこと言って無いで付いて来い。置いてくぞ」
「あ、ちょっ、ま!!」
全く、間抜けは何方だか
、、、、何やかんや莫迦なことと言いつつ、この時間がちょっと好きなのは一生黙っていよう
「君さ〜、定番過ぎない?」
「黙れ。正月と言ったら此れだろ」
来たのは周辺にあった有名な神社だ。
本当は初詣は元旦に行きたかったのだが、如何せん仕事を片すのに必死で中々行くことが出来なかった。
「え、5円入れるの?私という恋人いるのに?浮気?」
列に並びやっと私達の番が来て、御賽銭を入れる
通路を歩いて居る時にそんな事を聞かれる
よくある仕事の御縁が有りますようにと云う願掛けだが、
考えれば恋愛的な縁の事とも取れるな。
何時もの仕返しですこーしだけほんの少しだけ誂ってやろう
「嗚呼。最近仕事ばかりであんまり会ってすら無いからな、私に飽きたのかと」
目線を逸らしつつ、横目でどんな顔をしているからチラチラと見てみる
此れは流石に驚いた。茶化すでも言い返すでも、何でも無く、ただ、俯いて涙目になっているでは無いか
「そっか最近会えてなかったから、仕方無いよね、」
これは、駄目なやつだ
「ま、待ってくれ!!!云うのは恥ずかしいが、ちゃ、ちゃんとお前が好き、だから、一緒に居てくれ、、、、、、////////」
「しょ~がないな〜」
ゴーゴリは悪戯に微笑った