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璃
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《全てを失った俺に罰をください》
注意⚠️
これは賽サマの二次創作、及びnmmnです
急展開なのでご注意を
桃さんの病み、過呼吸、病気などの描写を含みます
主の作品ではコメントで名前を出さないでください
それではどうぞ
桃 「ぇッ…?」俺はある日、全てを失った、
未来も、仲間も、全部を失った
全部、何もかも_
これはある日、全てを失った1人の歌い手の物語
桃「ん〜ッ…」
俺はないこ!歌い手グループいれいすのリーダーやってます!
今日は仕事やりすぎたかも…
桃「なーにしようかn_」
ガチャッ”…
桃「みんな、どうしたの?」
青「……これ、どういう事や、」
桃「は…ッ?」
「いやいや、俺知らんて、なにそれ」
そこには、有名な暴露系配信者さんの配信画面のスクショがあった
【いれいすリーダーないこ、暴力事件】とかかれている
暴力をした覚えはないし、身に覚えもない
でもそこでは録音も広められていて、証拠は十分すぎるくらい集まっていた
黒「嘘つかんでや、こんだけ証拠も集まっとるんやで?」
青「子供組は大泣きしとった、俺らも、失望しとる」
桃「違うってッ…俺何もやってないッ!」
青「言い訳は見苦しいで、」
黒「まろの言う通りや、さっさと認めたらどう?」
桃「ッ”…」
冷たく、重い空気が社長室に充満した
その空気に耐えられなくて、メンバーを失望させた俺は
桃「そうだよ、俺がやった、」
悪者になった、これ以上否定してメンバーを傷つけたくなかったから
青「ッ”…!!」
ベチンッ”!!
青「何してんねんッ”!!」
桃「……”」
俺は何も口を開けなかった
気がついた頃には周りは静かになっていた、
髪を掴まれたのか髪はぼさぼさ、まろに叩かれた頬もまだ痛む、
そういえば、今日は病院の日だったな
最近、体調が優れないことが多くなってきたから病院の予約を入れていたのを思い出した、痛む体を無理やり動かし、カバンを持って会社を後にした
《乾さん、待合室へどうぞ》
そう呼びかけがあり、俺は待合室に向かった、すぐに呼ばれた、そして、お医者さんが辛そうに口を開けた
医「単刀直入に言います、乾さん、貴方は、もって半年から1年と思われます、所謂、余命宣告です、」
桃「ぇ…ッ?」
医「経緯を説明すると、貴方を確認した所、原因不明の病に犯されています、その病は心臓にも影響し、もって1年と思われます、解決法も見つかっていません」
桃「ッ…」
医「お力になれず申し訳ないです」
桃「謝らないでくださいッ、俺は大丈夫ですから」
医「そうですか、一応の薬を処方しております、この薬を飲めば1年、飲まなければ半年と思ってもらって大丈夫です」
「週に一回のペースで来てください」
桃「分かりました、ありがとうございましたッ」
余命宣告をされ、メンバーに失望され、リスナーに嫌われ、
俺はこの日、全てを失った
桃「……」
何をしよう、
まだ半年以上あるけど、いつ死ぬか分からないし、とりあえず残ってた仕事全部終わらせよ、
机に置いてあるいれいすの集合写真を見る
俺はそのフレームに入った写真を抱きしめた
桃「5人で上手くやれますように、ッ」
そう願いを込め、机に戻した、
5人がこれから、悩まないように、困らないように、俺ががんばんなきゃ
絶対東京ドームに立たせるんだから
余命宣告をされてから
少し経った時医者から言われた
医「進行が早いので薬を飲んでも3ヶ月かと」
徐々に短くなっていく余命
でも全てを失った俺からすれば別にどうでもよかった
今度こそすることが無くなった、
何しよ、ん〜、暇だし久しぶりに
歌でも録るか
桃「〜♪」
ドクンッ”
胃から急に吐き気が襲ってきた
桃「ッ”…!?」
「ぉえッ”…!!ぅ”…ぉえッ”」
なんでッ…吐き気が止まらない
涙が出る、喉が痛い
桃「はぁッ”…はぁッ”」
何とか袋に吐き出せたが、まだ気持ち悪い
今日は一旦やめよう、また明日だ、
明日があるかは、分からないけどね
桃「んッ…」
あのまま、寝ちゃってた、
最悪、体痛いし、
起きなきゃ、
桃「よいしょ、ッ」
今日は会社行かなきゃだなぁ、
企業様との会議があるから
桃「おはようございま〜す…」
青「……」
桃「ふゎぁ…ッ」
準備しなきゃだなぁ
会議室会議室…
桃「遅くなってすみません…w」
モ「いえいえ、大丈夫ですよ」
桃「で、今回のコラボの件なんですが…」
モ「そんな事、どうでもいいんです、」
「ちゃんとメンバーに嫌われましたか?」
桃「ぇッ?」
モ「あれ、仕組んだの俺なんですよw」
桃「どういう事ですかッ、」
モ「簡単なことですよ♪動画とかを色々拝見させてもらってそこから音声を抜き取り、俺に暴力を振るってるような音声を作ったらみんな騙されてくれて、」
桃「ッ”…!?なんでそんなことしたんですか」
モ「簡単ですよ、貴方がウザかったからです、」
「俺のメンバーたんに近づいて、ベタベタして、触れて、笑って、ウザイんですよ、」
桃「……メンバーに危害を加えるようなら、警察に通報させてもらいますよ」
モ「自分より他人の心配…、実にウザイですが、メンバーたんは動画で見るだけで十分なんで♪」
あれから3ヶ月が経ったのか、早いなメンバーともまともに話せず
俺は病室で横になっている
桃「……」
別に体に異変はないから尚更実感がわかない
痩せ細った体、俺に繋がれたたくさんの機械、
せっかくなら機械じゃなくて、メンバーに囲まれたかったな
ひとつ変わった事といえば声が発しにくくなった、きっと今メンバーと会っても話せないだろう
桃「……ッ」(泣
最後くらい、声、聞きたかったなぁ
ガラガラガラッ
扉が空いた、動かない体を少し無理やり動かして扉の方を見た
赤「ないくんッ”!!」
え?
青「ごめんッ”…ごめんッ”」
げん…かく…?
ぎゅっと暖かく手を握られた
幻覚…
黒「決めつけてもうてほんまごめんッ”…」
じゃ…ない、?
なら、なんで?
水「あの件ッ調べてみたら取引先のひとが流したデマだって事が分かってッ”…ごめんなさいッ”…気づくのがッ”遅すぎたッ…」
桃「ッ…ヒュッ…」
息を吸った、
最後くらい話したいから
桃「ッ…そ…な…だッ」
途切れ途切れの言葉を発した
青「っ”…」
桃「み…な…だ…じょ…ぶッ…?」
白「大丈夫やからッ…お願いッ”死なんとってやッ”…!!」
桃「と…きょ…どー…む…いきた…かっ…たッ…」
赤「6人で立ちたいッ”、6人で夢叶えたいよッ”…!!」
桃「ぁ”…そー”…いぇ……ばッ…」
「これッ”…や”…るッ、」
俺はまろの手にキーホルダーを乗せた
サイコロのキーホルダーを
やりたかった理由は
桃「こ…れをッ”…おれ…ッだと…思ってッ…」
忘れて欲しくないから
桃「ゆめ”…ッかな…ぇ”…てッ」
どんな形になっても夢の舞台に立ちたいから、
忘れて、欲しくないから
やばい、そろそろ意識ッ…飛びそうッ…
桃「…り…ぅ…らッ…」
赤「ないくんッ”…嫌だッ”…嫌だッ”…!!」
桃「ほ…ッぉ…け…ッ」
水「ないちゃんッ”…まだ僕らないちゃんといたいよッ”!!」
桃「しょ…ッ、ぅ…」
白「なんでッ”、なんでないちゃんがッ”…」
桃「ぃ…ッふッ…」
青「ないこッ”…東京ドームッ”行くんやなかったんッ”」(泣
桃「ゆーッ”…す”…けッ」
黒「ッ”…嫌やッ”ないこ…ッ”」
桃「俺らッ”…は…ッ”…ずっ…”とッ”6人ッ”…ふり”…かえ”ッ”…らなぃ”…でッ”…がん”…ッばっ”…て…ッ」
「だ”…すき”…ッ”だ…ッ”…よッ”」
俺はそう言って最後の力を振り絞って
また、いつか、この6人で会えますように
そんな叶うはずのない願いを精一杯込めて
優しく、強く、願いを夢をまろに託したい、そう思って暖かいまろの手を握った
ぴーーーっ
聞きなれない機械音が病室に響いた
赤「ないくんッ”…ないくんッ”!!」(泣
青「ッ”…」(泣
俺はただないこの暖かくて、誇らしくて、やさしい手が冷たくなっていくのを感じる事しかできなかった_
俺がリーダーとなり、数年が経った、
いれいすはあれから立ち直し、人気がさらに出た、【仲間を失いつつ、前を向くグループ】として歌い手界隈に名を轟かせた
赤「りうらっ!」
水「ほとけっ!」
白「初兎っ!」
青「いふっ!」
黒「悠佑っ!」
青「いれいす東京ドームワンマンライブッ”…6人でぶち上げるぞっ”!!」
《おーッ”!!》
そして今日は、夢の東京ドーム、
黄色い歓声が待っている、ないこが待っているステージに俺は衣装についてるサイコロのキーホルダーを握りしめ、足を進めた、
黒「ないこの分も、楽しむで、」
青「おんッ…!!」
さぁ、約束と、夢の時間の始まりだ
𝑒𝑛𝑑―
コメント
1件
読み終わったよ……胸がぎゅってなった。 ないこが全部を背負って、一人で壊れていく姿が、本当に切なかった。最後にメンバーが気づいて駆けつけるシーン、声が出せないのに「だいすき」って伝えるところ、涙止まらなかった。キーホルダーに託した想いが、東京ドームでちゃんと繋がってて、それだけで救われた気がした。重くて繊細な話を、丁寧に紡いでくれてありがとう。 受け取ったよ、この物語。