テラーノベル
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「モモーー!!起きて!!」
ヒスンの声が、朝の家中に響いた。
モモは布団の中で丸まったまま、聞こえていないふりをする。
モモ「……あと5分……」
ヒスン「その『あと5分』、もう3回目だよ」
ヒスンが部屋のカーテンを開ける。
朝の日差しが、モモの顔に降り注ぐ。
モモ「……まぶしい……」
ヒスン「学校遅れるよ」
モモ「……今日休みじゃない?」
ヒスン「月曜日」
モモ「…………最悪」
ヒスン「ㅋㅋㅋㅋ」
ヒスンは笑いながら、ベッドの横に置かれていた制服を拾い上げる。
ヒスン「ほら。着替えて。下でみんな待ってる」
モモ「ヒスンオッパ、あと10分……」
ヒスン「ダメ」
モモ「5分……」
ヒスン「ダメ」
モモ「3分……」
ヒスン「モモ」
モモ「……はい」
渋々ベッドから出るモモ。
すると、廊下から声が聞こえてきた。
ジェイク「モモ起きた?」
モモ「うん。今起きたよ」
ジェイク「よかった〜。朝ごはんできてるよ」
モモ「ジェイクオッパありがと〜!」
ジェイク「どういたしまして」
その後ろからジェイが顔を出す。
ジェイ「モモ、歯磨きしてから来いよ」
モモ「分かってるって!」
ジェイ「昨日も歯磨きしながら寝そうになってただろ」
モモ「それは昨日!」
ジェイ「同じことするなよㅋㅋ」
モモ「ジェイオッパうるさい!」
ジェイ「はいはいㅋㅋ」
――リビング。
モモが階段を下りてくると、すでに兄たちが集まっていた。
ソンフン「お、やっと来た」
ソンフン「遅い」
モモ「ソンフンオッパまで……」
ソンフン「俺は何も言ってないけどㅋㅋ」
モモ「顔が言ってる!」
ソンフン「ㅋㅋㅋㅋ」
すると、ソヌがモモの顔をじっと見る。
ソヌ「モモ、今日髪かわいい」
モモ「ほんと?」
ソヌ「うん。似合ってる」
モモ「ソヌオッパありがとう〜!」
ソヌ「どういたしまして〜」
その横でジョンウォンが時計を見る。
ジョンウォン「モモ、あと20分しかないよ」
モモ「え?」
ジョンウォン「20分」
モモ「……えっ!?」
モモが一気に慌て始める。
モモ「やばい!!」
ニキ「だから早くしろって言ったじゃん」
モモ「ニキ!!もっと早く言ってよ!」
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こつめ
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ニキ「俺知らないしㅋㅋ」
モモ「もう!!」
ニキ「モモが寝坊しただけじゃん」
モモ「ニキのくせに!」
ニキ「なんで俺ㅋㅋ」
ソヌが笑いながら2人を見る。
ソヌ「朝からまた始まったㅋㅋ」
ジョンウォン「ニキ、モモいじめないの」
ニキ「いじめてないし」
ジョンウォン「はいはい」
ヒスンが時計を確認する。
ヒスン「みんな、そろそろ出るよ」
全員「はーい」
玄関へ向かうモモ。
するとジェイが声をかける。
ジェイ「モモ、バッグ持った?」
モモ「持った!」
ジェイ「スマホは?」
モモ「ある!」
ジェイ「財布は?」
モモ「ある!」
ジェイ「定期は?」
モモ「…………」
モモが固まる。
ジェイ「……ない?」
モモ「……部屋」
ニキ「ㅋㅋㅋㅋㅋㅋ」
ソンフン「取ってこいㅋㅋ」
モモ「もう!!」
モモが急いで階段を駆け上がる。
ヒスン「モモ、走らないで!」
モモ「分かってるー!」
ニキ「絶対分かってないㅋㅋ」
数分後。
ようやく全員が玄関に集合した。
モモ「じゃあ行ってきまーす!」
モモが玄関のドアを開ける。
ヒスン「モモ」
モモ「なに?」
ヒスン「気をつけてね」
モモ「うん!」
ジェイ「帰り遅くなるなら連絡して」
モモ「分かった!」
ジェイク「今日雨降るかもしれないから、傘持っていきなよ」
モモ「え、傘?」
ジェイク「夕方降るって」
モモ「じゃあ持ってく!」
ジョンウォン「モモ、スマホちゃんと持ってる?」
モモ「持ってるって!」
ジョンウォン「帰ったら連絡してね」
モモ「はいはい!」
ソヌ「モモ〜!今日帰ってきたら一緒にお菓子食べよ!」
モモ「いいよ!」
ソンフンは何も言わず、モモの頭を軽く撫でる。
ソンフン「気をつけて」
モモ「……うん!」
最後にニキが声をかける。
ニキ「モモ」
モモ「なに?」
ニキ「今日帰ったらゲームするから」
モモ「え、私もやる!」
ニキ「じゃあ早く帰ってこいㅋㅋ」
モモ「ニキが負けるの楽しみにしてる!」
ニキ「は?ㅋㅋ」
モモ「じゃあね!」
モモが玄関を出ていく。
ドアが閉まる。
しばらく沈黙。
ソンフン「……静かになった」
ジェイク「確かにㅋㅋ」
ソヌ「でも、ちょっと寂しくない?」
ニキ「全然」
ジェイ「嘘つけㅋㅋ」
ヒスンが小さく笑う。
ヒスン「まあ、帰ってくるまで待ってようか」
こうして今日も、8人兄妹の一日が始まった。
末っ子のモモが帰ってくれば、またこの家は騒がしくなる。
それが、この8人兄妹の日常だった。
コメント
1件
「8人兄妹…!すごい賑やかで、でもすごく温かい朝の風景だね🥺」 モモが寝坊して、オッパたちに起こされて、忘れ物して…っていう繰り返しがもう本当に兄妹の日常って感じで、読んでて自然と笑顔になっちゃった。 特に、出かける前に一人ひとりがモモに声をかけるシーンが好き。ソンフンオッパが「気をつけて」って頭撫でるところ、じーんときた…。あと「静かになった」ってつぶやく場面で、普段どれだけモモが中心で騒がしいのか伝わってくるのが良いね。 これからどんな日常が待ってるのか、続きがすごく気になるよ!