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コメント
2件
また新しい話だ! 一応ほかのも更新してね???
読み終えたわ。第1話、めちゃくちゃ好みの空気感だった。 弦くんの、ネズミを平気で引きちぎる冷たさと、殺人事件の犯人に無意識に寄り添うような思考のギャップがすごく刺さった。特に「少年Bが♡♡♡ば少年Aが悪い」って視点、彼自身の経験とか境遇が透けて見える感じがして、一気に引き込まれたよ。瑠火さんが血を見ても何も言わなかったのも気になるし、続きが待ち遠しい🔥
母親が、再婚した。詳しく言えば、まだお付き合いの段階である。母親は、結婚する気満々だ。が、相手にその気があるかと言われれば、ないと思う。
相手の名前は瑠火と言う。母親と二十歳ほど離れている。顔もいいし。自分の母親みたいなおばさんより、いい人いると思う。
何がしたいのか。わからない。
ー{現実}ー
ベッドに仰向けに寝っ転がり、弦は自分の手を見た。
弦「………」
弦の手にはべっとりと血がついている。さきほ ど、引きちぎった……殺した、ネズミの血。数分前まで温かかったはずなのに。もう、冷たい。
弦「…はぁ」
ため息をついて立ち上がると、窓から2つに分かれたネズミの死体を外に投げた。
母親は気持ち悪いという。だが、瑠火はどうだ。自分と十歳ほど年上だったと思う。あの人は、これを見ても何も言わなかった。
弦は考えるのをやめるように、ゆっくりと首を横に振ると、弦は椅子に座って、机に新聞を広げた。
記事には、ありふれた少年殺人事件が書かれている。
少年Aが少年Bを殺した。方法は首を絞めた、窒息。
…警察は少年Aを殺人罪で逮捕…か。…もし、この少年Aが少年Bにいじめられているとしたら?もし、少年Bが少年Aの大切な物を壊していたとしたら?跡形もなく…捨てていたかもしれない。
予測にすぎない思考は回り続ける。「どうして」殺したか。「もしかしたら」あったかもしれない。事件の裏を予測する。それが、弦の日課。
…少年Bは「仲間思い」「元気な子」
同級生や教師に言われている。死者は、全員美化される。少年Bが少年Aを虐めていようと、少年Bが死ねば少年Aが悪いことになる。警察は、裏なんて見ようとしない。いや、見たくない。の間違いだろう。
新聞を裏返す。ホコリが少し舞ったが、気には留めない。
机の上の人さし指が、机を叩く。
トントン と、一定のリズムで。深く考える時の癖だ。
…少年Aが、もし…少年Bを殺した後、自殺をしていれば。少年Bの汚い部分はあらわになっただろう。が、そんなこと警察は求めてないし。ニュースに流れることもない。それも、流れたとしても明日には変わってる。
新聞を閉じた。窓を開けて、風に当たる。少し長い髪が風で揺れる。
もし、弦が母親の言う「普通」だったら、どれだけ楽か。何回考えただろう。
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