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📄視点。


すき。


だいすき。


この世 の 誰 より も 愛している。


それでも、”それ” を 伝える 権利 など 私 には ない。


私 は

“相方” で。

“愛方” で。

“相棒” で。

“愛棒” で。



「”男”ですもんね ……、(グスッ」


へらり と 自分 を 嗤う。


今 目の前 に いる たらい と かなと は 酷く 辛そう な 顔 を して 此方 を 見ていた。


“愛 に 性別 は 関係 ない”


私 も そう思う。


私 自身 バイ で あり、腐男子 で ある から だ。


だが、それ は 私 が そう思う だけ の 話 なのだ。


確か に 近頃、”多様性” が 尊重 されて いる のも 事実。


だが、その “多様性” が 自分 へ 向けられて いたら、きっと 話 は 別 なので あろう。


“多様性” という 言葉 が 口癖 で あった、私 の 過去 の 男性 の 友人 が


私 が バイ で ある こと を 告白 した 瞬間 に 突き放した のと 同じように。


「男 なのに。」 と。


私 の 仲間 は 本当 に 人 が 良い。


人 が 良すぎる から、不安 に なる。


恋 に 無理矢理 堕とされた も 同然 なのだ。


「…… で、せら の こと すき なのに 諦めんの ?」


目の前 に いる たらい と かなと は、恋人 関係 に ある。


そのため、2人 に なら 安心 して 相談 できる と 思い 話 を 持ちかけた のだ。


「仕方 ない じゃない ですか .ᐟ‪‪‪.ᐟ‪ ‪‪私 は 元々 バイ ですし、…… まぁ あんたら は たまたま 好き 同士 だった から よかった ですけど …… .ᐟ‪‪‪.ᐟ ‪‪‪せらお は ノーマル ですし ……、…そもそも、わたし が 女性 だった と しても せらお とは 釣り合い ませんし ……(シュン」


突然 めんどくさい スイッチ が 入り、ぐだぐだ と 言い訳 を する。”好き同士” なんて いう 子供 らしい 言葉。きっと たらい が 言って いたら “子供か” なんて 言って つっこんで いた はず なのに ……


「ん~~ …… まぁ 確か に ぼく と ひば は 奇跡 だけど さ。奇跡 なんて 誰 に でも 起こりうる こと なんだから 有り得る でしょ ? そもそも ぼく と ひば だって 元 は ノーマル だった わけ だし。」

 

「そぉそぉ .ᐟ‪‪‪.ᐟ‪ ‪‪案外 有り得なく は 無くない ? せらお、あきら に だけ 異常 に 甘いし 優しい し 柔らかい し (クスッ」


「んぅ~~~~ …… (グテッ」


せらお が 私 に だけ …… ? なのは 嬉しい けれど、だから と いって 不安 要素 が なくなった わけ では ない。机 に ぐてっと 伏せて 謎 の 鳴き声 を あげて いた。



ドア が 突然 開く。ビビり な 私 と かなと は 肩 を 跳ねさせた が、たらい だけ は 「うぉ ッ」 と 声 を 漏らす だけ だった。


「ごめん、急 に 来て。ちょっと 恋愛 そうだn ……、…… なぎちゃん !!??」


いない と 思って いた はず の 私 が いた こと に 驚いた のか、彼 に して は 珍しく 顔 を 紅潮 させて 声 を 荒らげた。可愛い……いやそれどころではない。


「…… れ、れんあい そうだん… って ………… まさか、せらお って すき な ひと でも いたんですか …… ?」


少し 震えた 声。せらお に ばれない よう に 平静 を 装う。


「…… ぁぇ、…… まぁ … 居るけど、?」


幸せそう に 微笑む 彼 の 姿 を 見て 我慢 が できなく なり、下 を 向いて 涙 が バレない よう に 必死 で 顔 を 背けた。


「ッッ …… へぇ …、ッ どんな ひと なんですか …… ?」


聞きたく ない。耳 を 塞ぎたい。


でも、きっと いつか は 諦めなければ いけなかったんだ。


このさき あきらめても、いま あきらめても かわらない。


そうして 返事 を 待って いる と、突然 せらお が わたし の 腕 を ひっぱって 走り、トイレ の 個室 へと 連れ込んだ。


「!? …… ちょ ッ …… ッ は …… はやぃ です って ばぁ …… ッ」


涙 を 堪えながら 走る のは こんな にも 苦しい こと なのか、なんて 呑気 に 考える。


「 …… おれ の すき な ひと ね、めっちゃ かわいい んよ」


「…… ッ へ …… ?」


「優しく て、面倒見 が よくて。ちょっと つんでれ だったり、母性 つよくて。メンタル は 弱い のに、誰 に でも 優しく て。笑顔 が かわいくて。たま に 無意識 に 喘いで たり、よく わかんない ところ も あって 面白い し 理性 保たん し。」


羨ましかった。


わたし の ほう が せらお の ため に どりょく を している のに。


わたし の ほう が せらお を あいしている のに。


わたし の ほう が せらお の こと を よく しっている のに。


わたし の ほう が せらお と つきあい が ながい のに。


わたし の ほう が


わたし の ほう が


わたし の ほう が



「…… なんで、わたし を えらんで くれなぃ ん ですか ……」


「…… ッ へ、? 」


「じゃぁ あの時 私 を 抱きしめて くれた のは なんだった んですか


撫でて くれたの、なんだった んですか


ほめて くれたの、なんだった んですか


てあて したの、なんだった んですか


あーん してくれたの、なんだった んですか


て を つないで くれたの、なんだった んですか


私 が した 努力 は なんだった んですか


ぜんぶ わたし を 弄んでた んですか


わたし を 期待 させないで …… .ᐟ‪‪‪.ᐟ‪‪‪」


本心 だった。


ずっと 我慢 していた 涙 と 感情 が あふれて 波 の よう に すべて のみこんで いった。


「すき だよ、なぎちゃん」


りかい できなかった


「…… は、ッ ?」


無言 で 抱きしめられた。


「ごめんね、苦しませて。我慢 させて。辛い 思い させて。全部 全部、俺 が 悪かった ね。躊躇 してくれた んだよね。この 関係 を 壊さない ため に。ごめんね。俺 が もっと 早く、この 思い を 伝えれば よかったね。」


なに、それ。


「ッッ …、ばかぁ …… .ᐟ‪‪‪.ᐟ ‪‪‪つらかったぁ …… .ᐟ‪‪‪.ᐟ‪‪‪.ᐟ‪‪‪.ᐟ ‪‪‪(グズッ」


全部 理解 した 上 でも、やっぱり 此奴 は。せらお は ばか だ。


「ッ …、……つよそう で よわい ところ。努力家 な ところ。全部 まるごと 抱きしめて くれる ところ。あったかい ところ。甘やかして くれる ところ。私 以外 には 抱きつかない くせ に 私 に だけ 抱きついて 勘違い させた とこ とか むっつり すけべ で ばか で あんぽんたん な とこ とか …… .ᐟ‪‪‪.ᐟ‪‪‪.ᐟ‪‪‪.ᐟ‪‪‪」


「…… ぇ、」


「ぜ~んぶ きらい で ぜ~んぶ すき です .ᐟ‪‪‪.ᐟ‪‪‪.ᐟ‪‪‪.ᐟ ‪‪‪ばか .ᐟ‪‪‪.ᐟ‪‪‪.ᐟ‪‪‪.ᐟ ‪‪‪//」


自暴自棄 に なり、せらお に ソフト キス を して べーっ と 舌 を 出して 威嚇 を した 後 に、トイレ の 個室 の 鍵 を 開けて 出よう と する。


「…… ッ こぉら。逃げんな。」


私 の 手首 を つかんで 引き寄せる と、トイレ に 無理矢理 座らせられる と、せらお が 屈んで 私 に 近づく。


「ッ なんですk !?」


先程 私 が した 柔らかい キス とは 全く 別物 の 甘ったるくて どろどろ な キス。


「ッ …… プハッ、…… ごめん、なぎちゃん。俺 今 余裕 ないわ。襲わせて ? ♡」


あざとく 上目遣い なのにも 関わらず、明らか に 狼 の 雄 の よう な 顔 を している。


「…… ッ ハー ッ ♡ き、もちぃ …… ッ //

 …… いいれすよぉ、?? ♡ せぁぉ の、わたし が ぜぇんぶ しぼりとって あげます ッ .ᐟ‪‪‪.ᐟ ‪‪‪♡」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


ゴチュ゛ッ♡ゴチュ゛゛ッ♡


「ッ も …… ッッ、ゃら゛゛ぁ゛゛゛ぁぁ゛ッッッ .ᐟ‪‪‪.ᐟ‪‪‪ ♡♡♡」


パチュッ♡パチュッ♡ゴリュ゛゛ッ♡♡


「ッふはぁ ッッ ♡ なぎちゃん の ナカ ちょ~ とろとろ で あったかくて 締め付け きもちいよ ? ♡」


グチュッ♡♡ニュ~~♡♡


「む゛゛り゛゛ッッッ ♡♡♡ ち゛くび きもちよすぎる゛゛゛から゛゛ぁあ゛゛ぁ ッッッ ♡♡♡」


グニュッ♡グニュッッ♡チュコチュコッッ♡♡


「…… ひ、ぐ …… ッッ、♡♡ せらぉ … ッ、すき …… ♡♡ んぁ゛゛ッッ ♡♡」


「……チュッ、……んは、か~わぃ、♡(クスッ」

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