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#snjn
のりもちさん
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#塩レモン
comi
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リクエスト頂いた「なんでもできて、恋愛のアプローチも上手な💙 と💛 の恋 愛物語」になります!
そして初の試みとして、曲からインスピレーションを得た作品にしてみたいと思いまして…! 何の曲かは読む内にすぐにお分かりになるかと思います!
曲の内容そのままというわけではないので、一部参考にさせて貰っている、程度に思って頂けると幸いです!解釈も異なる部分があるかと思いますが、小説用になっていると思っ貰えると!
それではどうぞ!
💙➞太
💛➞仁
いつから、あいつの存在がこんなにも胸を圧迫するようになっていたのだろう。
太智とはM!LKの初期メンバーとして、十代の多感な時期からずっと苦楽を共にしてきた仲だ。
まだ何者でもなかった頃、レッスン室の片隅で一緒に悔し涙を流したこと。
本気でぶつかり合ったこと。
メンバーの卒業や加入というグループの大きな転換期を、二人で肩を寄せ合って乗り越えてきたこと。
彼と過ごした時間の大半は仁人の人生そのものと言っても過言ではなかった。
だからこそ、今さら湧き上がってきたこの感情に、仁人は酷く戸惑っていた。
きっかけはじんだいチャンネルの企画の相談や撮影で、二人きりになる時間が増えたことだった。
これまではビジネスパートナーとして割り切っていたはずなのに、ふとした瞬間に目が向いてしまう。
カメラが回っていない時、少し眠そうに髪をくしゃっと掻き上げる仕草や、自分のトークを良いタイミングで拾ってくれる時の優しい声。
仁(……いやいやいや、何で目で追ったり、あいつのことばっかり考えたりしてんだ俺は。ないない、そんなはずない。太智のことが好きとか、それはメンバーとしてだって…)
有り得ない。
そう思い込もうとした。
そんな無理が祟ったのかもしれない。
分かりやすい身体で最早笑えてくるレベルだ。
季節外れの冷え込みが続いた週。
グループでの仕事やロケ、MV撮影、ラジオ収録などが重なり、更にここ最近ゆっくりと休養を取れていなかったこともあったのだろう。
仁人は現場に着いた時点で強烈な悪寒を感じていた。
本番中はカメラの前でいつものように声を張り上げ、気力で乗り切った。
しかし、全ての収録が終わり、スタッフが「お疲れ様でした!」と声をかけた瞬間、糸が切れたように立っていられなくなるほどの目眩が襲う。
太「……吉田さん? おい、顔真っ白やぞ」
異変に気づいた太智が咄嗟に駆け寄り、仁人の肩を強い力で支えたところで、仁人の意識は完全に途切れた。
次に目を覚ました時、そこは自分の部屋のベッドの上だった。
熱のせいで、視界の輪郭がひどく曖昧だった。
それでも、枕元で自分のために動いている影が誰なのかだけは、見失わずに済んでいる。
どうして俺の家に、だとか。
いつの間に材料揃えて、だとか。
そんなことは今はどうでも良かった。
太「ほら、一口だけでも食べ。残したら承知せんで」
差し出されたスプーンを、仁人は大人しく口に運んだ。
喉を通り抜けるお粥の温かさよりも、いつもは悪ガキのように悪戯っぽく笑う太智が、見たこともないほど真剣な顔で自分を覗き込んでいる事実のほうが胸に重く響いた。
新しく取り替えられた冷却シートのひんやりとした感覚が肌に染み込んでいく。
その冷たさとは対照的に、仁人の胸の奥で、静かに、けれど決定的な火が灯った。
仁(……あぁ、俺。太智のことが好きなんだなぁ…)
それは唐突な気付きではなく、ずっと前から胸の中でくすぶっていた歪みに、ようやく名前を見つけた瞬間だった。
もうただのメンバーという枠には戻れないことを仁人は悟っていた。
自覚してからの毎日は、それまでの日々が嘘のように、何気ない瞬間の全てが狂いの連続だった。
例えば、楽屋での着替え。
太智の、Tシャツを脱いで露わになった引き締まった背中や肩のラインをどうしても直視できなくなって、仁人は直ぐに視線を逸らした。
仁「……っ、俺、ちょっと飲み物買ってから着替えるわ」
太「ん? 楽屋にケータリングあるやん。どこ行くん?」
太智の不思議そうな声を背中で聞きながら、仁人は逃げるように楽屋を飛び出した。
自動販売機の前で、バクバクと煩い心臓を押さえつけるように胸に手を当てた。
仁人 (バカか、俺は。何ドギマギしてるんだよ……!今更だろ…!)
またある日はじんだいチャンネルの動画を振り返って見ている時。
画面に映る太智の顔。
好きな場面を何度も巻き戻し、一時停止しては、画面の中の太智の目元や綺麗な唇の形に視線が吸い寄せられる。
片手に持つコーヒーがぬるくなるのに気付かない程、見蕩れてしまっていたのを理解しては頭を抱えて机に突っ伏した。
そんな不器用な片想いの中で、太智が不意に仁人に告げた一言。
太「吉田さん、その髪型似合うじゃん」
そう、褒めてくれたことがあった。
何気ない一言だったはずなのに、仁人の心はそれだけで跳ね踊った。
それから数日後、じんだいチャンネルの別企画の撮影日。
仁人は前に太智が褒めてくれたその髪型を、わざわざ鏡の前で時間をかけて丁寧にセットして現場に向かった。
気付いて欲しいような、でもバレたら恥ずかしいような複雑な気持ちでいたが、撮影中カメラが回っているにもかかわらず、太智がすかさずニヤニヤしながら距離を詰めてきた。
太「吉田さん、今日の髪型ええやん。前に俺が褒めたやつだったり?」
仁「……っ、別に…たまたまだし」
カメラの前で分かりやすく耳を赤くしてそっぽを向く。
後で動画を見返した際、自分の顔がどれだけ緩んでいるかを確認しなければいけないと思うと、恥ずかしさで焦燥感が募った。
そして、更に心が狂わされる出来事が起こる。
グループでのTikTok撮影の日。
仁人は勇斗とペアになり、カメラの前にて至近距離で肩を組まれたり、顔を近づけられたりしながら撮影をこなしていた。
いつも通りの撮影風景。
ふとカメラの奥へ視線を向けると、太智は腕を組んだまま、普段より少し冷めた険しい目でこちらをじっと見つめていた。
仁(何であんな目で見るんだよ……)
何だかいたたまれないような、胸がずきりと痛むような、そんな気持ちになった。
しかし本当に仁人の胸を黒く濁らせたのは、その後に始まった太智の撮影だった。
太智は舜太と柔太朗を両脇に引き連れ、楽しそうに笑いながら撮影を始めた。
それもまた、いつもの風景のはず。
だがカメラの裏でそれを見つめる仁人の胸の奥に、じわじわと苦いものが広がっていく。
舜太の肩に自然に回される太智の腕。
柔太朗に向けて放たれる、あの底抜けに甘い笑顔。
仁(……今日、俺にはしてくれないんだ…)
あの輪の中に飛び込んで太智は俺のだと主張するなんて出来るはずもない。
強烈な嫉妬ともやもやに苛まれながら、仁人は自分の爪が手のひらに食い込むほど、拳を強く握りしめていた。
そんな日々の中。
じんだいチャンネルのカフェでの撮影がやってきた。
普段なら間違いなくブラックコーヒーを選ぶはずの仁人が、その日はどうしてか、太智の好みに合わせるように甘いキャラメルラテを頼んでいた。
企画の合間、太智が手洗いに席を外してカメラの録画も止まっている数分間。
カウンターに並んだ、まだ手をつけていない二つのキャラメルラテのカップを見つめながら、仁人は張り詰めていた緊張の糸が切れたように、肩を落とし、小さい溜息と一緒に言葉を零した。
仁「……付き合えたら、こういうのもデートって呼べるのかな」
それは、毎日毎秒、太智のことばかりを考えて限界を迎えていた胸の奥から、無自覚に漏れ出してしまった、切ない独り言だった。
その夜。
ベッドの中で、太智の優しい瞳を思い出していた。
その声も仕草も、一挙手一投足が胸を揺さぶって、胸が苦しくて、破裂しそうだった。
明日になれば、また臆病な自分に戻ってしまうかもしれない。
仁(……今じゃなきゃ、駄目だ)
気がつけば、震える指で太智への通話ボタンをタップしていた。
呼び出し音が二回鳴り、すぐに求めていた声が聞こえた。
太「もしもーし?」
仁「……もしもし、太智? 今、話しても平気か?」
太「うん。どしたん、こんな夜更けに」
いつもの明るい太智の声。
仁人は深く息を吸い、シーツをぎゅっと握りしめる。
仁「あのさ……明日会った時に言おうと思ったんだけど…やっぱり、今言わないと、もう二度と言えない気がして」
太「うん、ほんで?」
仁「俺……太智のことが、好き。俺と、付き合って欲しい」
張り詰めた沈黙が流れる。
仁人は息を止めて、電話越しに次に出てくる言葉を待った。
聞こえてきたのは包み込むような、短い吐息のような笑い声だった。
太「あははっ!知ってたで?」
仁「へ…?」
太「ずっと待ってたんよ、仁人が自分で言えるようになるまで」
仁人は頭が真っ白になった。
知られていた? いつから?
恥ずかしさと驚きで絶句する仁人に、太智のトーンが低く、熱を帯びたものに変わる。
太「本当は今すぐそっち行って抱きしめたいけど、それは明日までお預けな。……散々待たされたんやから、これからは覚悟しといて。もう、優しく見守るのは終わりやから」
仁「ち、ちょっと待て…!知ってたって……じゃあ、あのTikTokの撮影の時も、全部わざとやってたってことか!?」
羞恥心と裏切られたような感覚で、仁人は思わずベッドから跳ね起きて叫んだ。
受話器から返ってきたのは、どこまでも低く切ないほど甘い声だった。
太「そりゃ、わざとに決まってるやん。だってお前、勇斗とアホみたいに顔近づけて笑ってたやろ。俺がどんだけイライラしたと思ってん。お前がその髪型にしてきた時も、めちゃくちゃ可愛くて心臓止まりそうやったけど、ここでバラしたらお前逃げるなと思って、必死に我慢してたんやから」
仁「な…っ…!」
太「明日、ちゃんと全部の答え合わせしような。じゃあ、おやすみ。覚悟しといてな、俺の可愛い恋人さん」
電話が切れ、電子音が響く。
仁人はスマホを握りしめたまま、顔から火が噴きそうなほどの熱さに、シーツへ突っ伏して足をバタつかせた。
完全に太智の掌の上で転がされていた。
その悔しさと、それ以上の心臓の爆音で、その夜は一睡も出来なかった。
翌日の仕事中、太智は驚くほど普段通りだった。
カメラの前でも他のメンバーの前でも、いつも通りの姿。
だからこそ、仁人は余計に気が気ではなかった。
仕事が終わり、マネージャーが先に車で待つと言って立ち去った楽屋。
他のメンバーはそれぞれ別の仕事へと向かっていった。
荷物を持ち、2人きりでマネージャーの待つ車へと歩く。
歩幅がいつもより狭いのは、仁人の緊張のせいだった。
太「仁人、歩くの遅っそ」
太智が立ち止まり、振り返る。
その瞳には、昨夜電話で聞いた、あの底抜けに深くて甘い熱が灯っていた。
仁「だって、緊張するに決まってんだろ……っ。全部知ってて泳がせてただなんて、本当性格悪い……」
口を尖らせてそっぽを向く仁人。
だが次の瞬間、視界がぐらりと揺れた。
太智の長い腕が仁人の腰を強引に引き寄せ、そのまま狭い壁際へと押し込んだのだ。
仁人の背中が壁にトントンと当たり、目の前には太智の整った顔が至近距離で迫っていた。
仁「だい、ち……っ…!」
太「電話でも言うたやろ? もう、見守ってあげるだけなのは終わりって」
太智の手が、仁人の熱い頬を包み込む。
その指先が風邪の夜に額に触れた時と同じくらい優しくて、けれど全く違う独占欲に満ちていた。
太「ずっとずっと今まで我慢してきてん。お前が俺に好きって言ってくれるまで。」
仁「気付いてたんなら、早く言えよ…」
太「今まで泳がせてごめんな?可愛かったから、つい。」
仁人の瞳に浮かんだ不器用な羞恥の涙を、太智は親指で優しく拭い取った。
太「…なぁ、もう一回。俺の目見て言って。昨日のは夢じゃないって、俺に教えてや」
至近距離で見つめてくる太智の視線から、もう逃げることはできなかった。
仁人はぎゅっと太智のシャツの胸元を握りしめ、震える唇を開いた。
仁「……好きだよ、太智。ずっと前から、大好きだった。……付き合って、欲しい…」
太「うん、よく出来ました。」
太智の顔が、ふっと幸せそうな笑みに染まった。
その直後に塞がれた唇。
キャラメルのように甘い口付け。
今まで過ごしてきた日々を全て塗り替えていくような、そんな蕩けるキスだった。
コメント
4件
数あるチラチLOVEのお話の中で一番好きです💛💙 最高です✨
初コメ失礼します🙂↕️🙂↕️文中にある歌詞、チラチLOVEですか!!🥹🥹
リクエストしたものです!!! ありがとうございました😭最高な作品すぎて!!!何回も読みに来ます‼️ 不器用な💛さんと💛さんの心を持て余す💙さんがメロすぎました!!!✨️ ほんっとに最高でした😭👏✨