kyng愛され
腐要素あり(kgru,riru,rbru)←見る人によっては、腐要素感じない人もいると思います。
口調ブレ
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本当に死ぬかと思った。今日は、Dytica全員での任務だった。依頼は、体が固まり死ぬ感覚に陥る毒を持っているKOZAKA-Cが出たので倒せと言うこと。その時の俺は、まだ甘く見ていた。だって、ただ煙を吸わなければいいと思った。そこが大きな間違いだった。そして、今回は4人1緒ではなく、一人一人で退治することになった。だから、簡単な作戦会議をしたあと一旦解散した。
俺が進んだ先にはKOZAKA-Cが数百体近くいた。だけど、その奥には前線にいたKOZAKA-Cとは違い一回り、いや二回りほどでかいのが潜んでいた。そして、俺は思った。あいつが元凶かと。なら、手っ取り早い、あいつから倒せばいいと思ったがそう思うのも束の間、前線にいたKOZAKA-Cは俺目掛けて攻撃をしてくる。
何体倒したところだろう。きっと、50は倒したか?いや、分からない。だけど、それくらいは倒したはずなのにも関わらず、一向に数が減らない。そして、またKOZAKA-Cが俺に攻撃を仕掛ける。何体切っても減らない、これはもうループなのかと思うとめんどくさいと舌打ちをした。
(多すぎだろ、ほんと。)
複数に攻撃をするがなかなか当たらない、動きがすばしっこかった。またもや舌打ちをするが、KOZAKA-Cは焦っている俺を見たのか、またもや普通のよりもでかいKOZAKA-Cが数体こっちに向かっており、先程まで戦っていたやつらも俺に近づき囲む。
「は、んだよこれ。…っ!」
俺がそんな光景に困惑をしていたところ、でかい KOZAKA-Cから噴出された煙を誤って吸ってしまった。その瞬間脳が一気にダメになり倒れる。その時の感覚は 今までになく、おかしな感覚だった。脳はグワングンと横揺れ、縦揺れとまるで思いっきり揺さぶられているかのように。だけど、体は動かなく助けも呼べなかった。指1本を動かそうとしたが、一切動かずまるで石化したかのようだった。あぁ、これが死ぬ感覚に陥るってことか。思考力はほぼ失われてるはずなのにも、脳はずっと動いている。誰か助けてと声に出そうとするも言葉が発せず、身体中で助けてという言葉はグルグルとさまよっていた。
(脳があいつらにいじられてるのか…変な感覚だ)
諦めてはいけないのに、脳はもう無思考に陥った。こんなことになるなら、死んだ方がマシなのではと思うが、これもKOZAKA-Cが噴出した毒の作用だろう。こんな中途半端な生き方は嫌だ、脳がどんどん押し潰されていく感じだ。助けて、殺して、気持ち悪い、早くここから出して、いくら心の中で叫んでも声は届かないはず、はずなのになんでお前らがいるの。
「小柳くん!しっかりしてください!」
「星導はロウを安全なところに!その間に片付けるよ、カゲツ!」
「任せとき」
その時だけは、自分の声が届いた気がした。嬉しくて、泣きたい、泣きたいのに泣けない。だけど、体温は感じる。星導が俺をお姫様抱っこをし安全な場所に移動する。そんな数分、いや数秒の間だけでも安心する温もりに包まれるのが、どれだけ幸せか思い知らさせれた。だけど、星導の表情は今まで見たことがない顔をしていた。絶望なのだろうか、それともショックなのか。いつものような顔は、その時だけ一切なかった。
「小柳くん、辛かったですよね。あと、少しだけ…少しだけ待っててください。」
そう言い、星導はライとカゲツの戦闘に加わった。あれから、数分経った頃だった。3人が俺の元に駆け寄る。大丈夫や、どうすれば毒を抜けるなどとライと星導は慌てるが、そんな中でもカゲツだけは冷静だった。
「…ボクがやる。」
2人は驚いていた。もちろん、俺も驚いた。カゲツは確かに忍者であるため、忍術などは知っていると思うが、今回の毒に関しては忍者とはかけ離れている。それなのに、なぜと思えばいいタイミングでライが質問する。
「カゲツできるの?」
「あー、昔本で見たんや。だから、出来ないことはないけど…でも、やってみるしかないやん!ロウをこのままずっととか、ボク嫌や」
「…頼みましたよ。カゲツ。」
星導はそう言うと、安全な場所に移動する為に普段滅多に使わない宇宙での移動を使った。 大きく開かれたそこは、宇宙の中であり無重力であった。初めての感覚だったので少しだけ楽しみたかったが、一瞬で俺たちの事務所についた途端ふと思った。
(あーこれ、俺治ったら凄い怒られるやつだ)
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急に終わってすみません。
続きは書くと思いますが、私のやる気次第です。
コメント
2件
めちゃくちゃ続き気になります!!😭まってます!