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⚠️口調迷子
地雷さん🔙
スタート
「ニキ」『しろ』[モブ]
しろせんside
電車内の混雑に押し潰されそうになりながら、必死に吊り革にしがみついていた。人の波に流され、息が詰まりそうになる 。
こんなことならタクシーにすれば良かったな、
そのとき、背後から不快な気配を感じて、思わず体が強張った。
『…っ』
怖くて振り向けない。声も出ない。
耳元で生暖かい息がかかる。
俺が動けないでいると、それを察したかのように腰らへんを触れられる。
『……』
ブブッ
後ろからバイブ音が聞こえた。相手がその連絡を見ているのか1度手が止まった。
終わった、、、?
『…ッ!!』
先程触られてきた場所から少し下を触れられている。
気持ち悪い。
ただでさえ満員電車のため逃げる場所すらない。
[抵抗しないんだね。/////]
『……っ!?』
[そんな所も可愛いね/////]
誰かっ。誰か助けて、、!はヒュッヒュッヒュッ
誰かっ…
「やっほー!ボビーじゃん!!」
聞き覚えのある声。
『ぁにきっ』
「えーーとお取り込み中だった?」
『っ、、』
声が出ない。
俺は全力で首を振った。
『しらなっ、、いひとッ 』
「おい!何してんだよ」
[別に何も?]
「次同じことやったら許さないからな 」
[俺は何もしてないけどな]
「チッ」
「ボビーこの駅で降りよ」
そうニキは言い俺の手を引いて電車を降りた。
そのまま何も話さず、タクシーを呼んだ。
移動する際にもニキは度々後ろを確認してくれていた。
タクシーが来た。
行先はニキの家だ。
ニキの家に着いた。
タクシーの中でも会話はなかった。
ニキはまだ俺の手を握ったまま家の中へと入っていく。
ニキの家に着いて数分がたった。
そんな時ニキが
「ボビー、もう大丈夫。」
「怖かったな。」
低く落ち着いた優し声で言ってきた。
その瞬間張り詰めていたものが切れ俺は思わずニキに抱きついた。
『……こわ”か”った”…ッ』
涙がこぼれそうになるのをもう止めることはできなかった。
一瞬驚いたような表情をしたがすぐに俺を抱き寄せてくれた。
俺を包む手が、腰に当たる手が、頭を撫でる手が優しくて、心地よくて安心する。
俺はますます離れなくなる。
ニキとおりたなる。
その様子を見てニキはしろせんせーを見下ろしながら静かに微笑んだ。
あと少し。
ニキside
俺があの電車に居合わせたのは偶然なんかじゃない。
○時○○分の電車にボビーが乗ることは知っていた。
前日この電車に乗って帰ってくるだとディスコで話していた。いつもタクシーに乗っているためこの電車であっているのか聞きに来たのだ。
俺はすぐにあってるよーと返した。
ボビーがその電車に乗ることが分かればそれで良かった。
俺はすぐに連絡をした。
「金を払うからある人を痴漢してほしい」
相手は二つ返事で了承してくれた。
実際にボビーが痴漢をされているところを見た。心に来るものはあった。だけど俺は
「ごくろーさま」とお金を送った。
そこからボビーを助けるところまで上手くいった。我ながらいい作戦だった。
ボビーの怯えた顔も、困った時に誰にも頼れないところも、怖がりなところも。
全部、知っている。
だからボビーが俺に泣きついてきた時嬉しかった。ボビーが俺のせいで怖い思いをしたのに俺を頼ってくれて。
ボビーが怖がってもいい。泣いてもいい。
ただその全部を受け止めるのは、俺だけでいい。
ーー少しずつ。少しずつ。
逃げないように優しく、ならしていけばまいいから。
今はまだこれで我慢しよう。
ぼびー♡♡♡
しろせんせーを心理的に依存させようとしたニキニキでした🙂↕️🙂↕️