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『こちらで合っていますでしょうか?』
おばあちゃん「えぇ、これは私が探していた毛糸だよ!」
おばあちゃん「ありがとうねぇ、この辺じゃもう見つけられなかったから助かったよ。」
『お役にたてて何よりです。』
おばあちゃん「それじゃあ、また困ったときに頼らせてもらうね、じゃあね。」
『では、おきおつけて。』
『ふいー、つかれた…』
国木田「遥奈、もう昼休みに入って良いぞ。」
『え、まじで?』
国木田「今回の仕事、大変だっただろうからな。」
『珍しッ、なんか鳥肌たってきたわ…』
国木田「いつもと同じでも良いんだぞ。」
『いえいえ、ありがたく先に昼休み入らせていただきますッ!』
ーーー
と言うわけで、
今日のお昼休みは少し長いのでランチに行こうと思うのです!
まぁ、探偵社と同じビルにある喫茶店なんですけどね。なんなら真下。
いつもはおにぎりで済ませてたけど、今日は喫茶店のオムライスをたべています!
最高ー!!
??「あなた、もしかしてですが、灰谷遥奈さんですか?」
本名が知られてる…?
『は、はい…そうですが…どちら様でしょうか…?』
??「失礼しました…私、刑事の橘直人と申します。」
『えと…橘さん、そちらの方は…』
??「ど、どうも、花垣武道です」
『花垣さんに橘さん…』
なんかどっかで聞いたことがある気がするんだよなぁ…
『あ、すいません、多分ですけど私に用があってここにこられたんですよね?!』
橘「はい、梵天という組織についてなにかご存じかとおもいまして…」
『なるほど…だったら…』
『マスター、私のお皿ってあっちの席においても良い?』
マスター「構いません」
『では失礼して…』
カウンター席からテーブル席に移動した
『お二人とも前の席にどうぞ』
橘·花垣「失礼します」
ーーー
『つかぬことをお伺いしますが…なぜ梵天のことを知りたいと?』
花垣「えっと……それは…」
『あ~すいません、答えづらかったら大丈夫ですので!』
花垣「すいません…」
『いえいえ、答えづらい質問をしてしまったのはこちらですのでおかまいなく…』
『梵天についてですよね…』
『粗方、私の兄が梵天にいることによって私が梵天の情報を何かしら持っていると考えたから訪ねてきた、と言う解釈で間違いないですか?』
橘「梵天幹部の血縁者ならば知っているのではと考え、訪ねさせていただいたまでです。」
『まぁ理由はともあれ、知っていますよ。』
橘、花垣「!」
『ですが…生憎その情報はいま手元にないんです』
橘「どういうことでしょうか?」
『まず、その情報は厳密に管理しているので、あまり外部に持ち出せないんです。』
花垣「そう、ですか…」
『…依頼という形でしたらお見せすることができます。』
花垣「依頼…?」
橘「そういや灰谷さんは武装探偵社にお勤めでしたね」
『おぉ、よくご存じですね!…まぁ、ここが突き止められたのならそりゃ必然ですよね。』
花垣「それで…依頼したらどうなるんですか…?」
『まぁ、内容にもよりますが情報提供もできるかと。』
橘「確実には無理なんでしょうか?」
『いえ、私が対応すればそこはなんとかなります。』
『もちろん、依頼金はいただきますが』
『さほど大金ではないので。』
依頼はひとつ8,000円~だから、大人からしたらまだ少ない方だろう。
『ざっくりした情報だけでしたら今お伝えできるかと。これだけだったら、お金はいただきませんから。』
『さぁ、どうします?』
橘·花垣「…コク…依頼します!」
『了解しました、では後日またここに来てください。』
橘「ありがとうございます」
『こちらの台詞です、依頼していただいてありがとうございます。』
花垣「では、また明日!」
『お待ちしております。』
ーーー
花垣「あの人なら大丈夫そうだな」
直人「…」
花垣「どうしたんだ?直人。」
直人「…さっき灰谷さんがおっしゃっていた、
理由はともあれ、
と言う言葉がなにか引っ掛かってるんです。」
花垣「…たしかにそうだな、わざわざ言わなくても会話は成立するのに…」
ーーー
『…』
ところでさ…
今おもったけど、警察に情報ないのかな?
まぁ、梵天が暴れてるのは警察が手をつけられないからか。
てか、あの人たちは梵天を調べて何をしたいんだ…?
ーつづくー
2025.11.17.23:29