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ひまひま
なんか描きたくなったから描きます。
日本さんは元アメリカ軍特殊部隊のエリート、今は偽って軍の通信サポート役。あめ日です、アメ日。
戦争表現入りますのでご注意ください。
…それは、ただ契約で結ばれたことだった。
いや、ただという言葉だけで表すのも違うな。
…終戦後、条件の一つにあった文章。それが父、日帝の声で読み上げられる。
日帝「…そして。アメリカ軍に日帝殿の娘、日本を入隊させること。」
あの時の心臓が止まった音は今でも忘れられない気がする。…いや比喩なのだが。
日本「はぁっ?!?!」
その言葉を聞いた瞬間、私は思わずガタッ、と音を鳴らして立ち上がった。
日本「入隊?!なっ…、はぁ?!」
語彙力が消えた、という表現がここまで似合う瞬間、私の人生ではこれだけなんだろう。
父上も頭を抱えている。
日帝「…読み間違えではない。現実のようだ。」
目を擦ってまた読み直す、を父上は三回してからそう言った。
日本「ちょっと待ってください。冷静になりましょう、冷静に。」
日帝「冷静になれていないのはお前の方だ、日本。…とにかく、状況を整理しよう。」
日帝「つまり、俺の娘である日本がアメリカに求められている。…そういうことだな?」
日本「なんで?!?!」
思わず叫んでしまった。はっ、と口を押さえ、日本はずるずると椅子に座り込む。
日本「…そうですよね…なんでか、そうなんですよね…」
父上は心配そうに私の顔を覗き込んだ。綺麗な顔に汗を一つ。これが水も滴るいい男かーあははー。
日本「じゃない!!!」
父上が突然叫んだ私にびくっ、とからだを震わせた。…あの時の父上は、きっと私を不審者だと認定していたのだろうな。
日帝「…とにかく、自室に戻っておいたらどうだ。俺は部下に確認しておくから、ほら。…辛くなったら書斎に来い。」
そう言って私の頭をぽん、と少し撫でた。そのまま書斎に向かった父の姿を観れるほど、私は冷静ではなかったが。
…考えよう。とにかく、今は現実を受け止めないと。
日本「…はぁ…」
父上が紙を見ながら文章を読み上げていた。父上はふざける人ではない、もっとも、こんな時期に。
…終戦後。日本はありとあらゆる苦労に苛まれている。食糧不足、人々の避難…数えるだけで頭が痛くなってくる。…原爆の影響。…いや、今は一旦やめよう。
…しかし、これが条件なのだ。現実を受け止めたくはない。が…敗戦国が言えることではないと、分かっている。…全く。
数分後…
私は父上のいる書斎の前で立ち止まっていた。…待て待て。ここまできて怯えているとは何事だ、日本。自分はありとあらゆる者たちに最強と呼ばれ恐れられた人間だろう。…頭が痛い。よく考えたらアメリカ軍がなぜ女性を引き入れようとしているのだろうか。
まぁもういいか…、
…
御国のために。
そう、胸に刻んだ言葉を飲み込んで、私は父上の書斎を開けた。
あれから、数ヶ月。
私は大量の人間の前で胸を張って立っていた。
…怖い。視線が刺さりすぎる。辛いよー。
…結果。私は無事にアメリカから日本を移動し、今は軍隊の兵舎を歩いていた。少なくとも、あの冷たい目線に浴びせられるよりかはマシだ。
…くあ、とあくびをしながら曲がり角を曲がった瞬間…大きな影に、私はぶつかった。
日本「、わぶっ」
??「うおっ、」
思わぬ事態に対策などない。そのまま尻餅をついた。…ゆっくりと目を開けると、そこには…
自分の存在と同じ、アメリカが目の前に立っていた。
だめだ、もう書けない
コメント
1件
お疲れさまです、読了しました! 「なんか書きたいもん描いてく。」というカジュアルなタイトルから始まったのに、中身は終戦後の重い契約と、国を擬人化した設定がずっしり来ましたね。日本と日帝の親子関係の描き方、特に「御国のために」と胸に刻んで扉を開けるシーンが印象的です。コミカルな語り口とシリアスな状況のギャップが効いていて、続きが気になります。 2026年製の作品というのも興味深いです。設定がしっかりしているので、この世界観がどう展開していくのか楽しみにしています。