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・貴方のこと好きでした。
花(🚺)《23》伊織の恋人。ある日がきっかけに監禁されている。【目線】
伊織(🚹)《25》花の恋人。監禁している。
(2人は共依存。)
・
愛しの伊織くん。
大好きな伊織くん。
こんなだめだめな私を好きでいてくれる
唯一の人。
この生活は幸せ。
伊織くんと、ずっと一緒にいられるから。
伊織くんは、朝から仕事に言ってしまうけれど
私は
逃げたい。出たいだなんて思わない。
だって逃げてしまったら
もう大好きな伊織くんとは会えないからね。
伊織「じゃあ、行ってくるね。」
花「行ってらっしゃい」
伊織「いい子で待ってるんだよ?」
花「大丈夫だよ。いつも待ってるでしょ?」
伊織「そうだね」よしよし。
「じゃ、もう行くね。」ちゅっ
花「うん。行ってらっしゃい。」
バタンッ
いつもの行ってらっしゃいのキス。
これはすこし嬉しい…
ここからは1人暇を持て余すだけ。
私は今伊織くんと、2年過ごしている。
初めは逃げたかったけれど。
伊織くんの愛に気がついて、
それで、もっと好きになっちゃったの。
だから今の生活が大好き。
私も伊織くんのことが好きだし、
伊織くんもわたしのことが好きなの。
この時間は、退屈だけど…
伊織くんのためだし…
頑張らなくちゃね!
花「今日は…9時だったっけ?」
「何しようかな~。」
21時
花「ぁ…時間。」
色んなことをやっていたら
すぐ伊織くんが帰る時間になってしまった。
だから
いつもどうり玄関の前で待っていた。
22時
本当ならいつも時間どうりに帰ってくる伊織くんがこんなに遅れるなんて…
どうしたんだろう…?
もしかして…いやいや。ないない。
23時
伊織くんはどんなに待っても帰ってこなかった。最近…残業が多いって言っていたし、
ガチャッ
伊織「ただいまぁ~。」ぎゅー。
花「へ…ぁ、おかえり。」
伊織「疲れた…眠い…」
伊織くんは帰った途端ソファーに倒れてしまった。
花「伊織くん?大丈夫? 」ちらっ
見ると、伊織くんはぐっすり
スーツのまま寝てしまっていた。
花「疲れてるのね。」なでなで。
「はぁ…。」
伊織くんは最近クマが酷い。
それは私のためにこんな時間まで仕事をしているからだろう。
私のため…
私は伊織くんの縛りになっている。
私がいなければ、ここまで仕事をする必要も
ないんだ。
私は、この生活が幸せ。
でもね。
伊織くん。
それは貴方もじゃなきゃダメなんだよ。
こんなにクマ酷くして、
毎回寝不足で、
私が幸せでも…
伊織くんが幸せじゃない。
伊織くん…いつ倒れてもおかしくないもの。
花「伊織くん…私のためだと言って。」
「ここまでしなくてもいいんだよ?」ボソッ
私がここから居なくなれば
このクマは消えて、
こんな時間まで無理しなくて、
笑顔で、暮らせるかな?
そうして、私以外の幸せに愛せる人に出会って
幸せに暮らしてくれるかな。
伊織くん。
こんな。だめだめな私でごめんね。
だから。
私はここから出ることにした。
荷物を持って。
服を着て。
彼に最後の手紙を書く。
「さようなら。」
その一言だけ。
なのに…。
その言葉が書けない。
手が震えて、
涙が出てきて
花「ぁ…あ。やっぱり好きだなぁ~ッ泣」
「離れたくない…グスッ」ボソッ
そう思うけれど。
伊織くんのためなんだから。
震える手で
さようならと書いた。
その字は歪んでいた。
玄関に立つ。
私は2年間外に出ていなかった。
これからどこか、雇ってもらえるとこ探しそう。
この家とも最後だから。
ちゃんと。
花「今までありがとうございました。」ペコリ
バタンッ
最後の挨拶をし、玄関のドアを閉めた。
数年後
今私は小さいパン屋さんで働いている。
私が、雨の日。何も無く困っていると。
店長が、見つけてくれて
こんな私にパンをくれた。
その後、パン屋の上の家?で、シャワーを貸してもらった。
そして、私がここで働きたいと、わがままを言ってしまって断られると思っていたが
優しく。
「いいよ。」
と言ってくれた。
店長の佐々木さんには感謝しかない。
その恩返しのためにも今頑張って
パンを作っている。
花「佐々木さん~!パン出来ました~!」
佐々木「あぁ。ありがとう。」
「俺は並べるから、そこ置いといて、」
佐々木さんは私よりか2つ年上。
結構イケメンでこの街では
すごく人気だ。
『佐々木さぁ~ん!!』
佐々木「ん…?」ちらっ
『きゃぁ~こっち向いたわぁ~!!』
花「すごい人気ですね。笑」
よく、佐々木さんのファンの方が
このパン屋に来てくれる。
すごく人気だ。(2回目)
佐々木「困るよ。ほんと。」
花「いいじゃないですか。かっこいいですし」
佐々木「花ちゃんも…やめてよ~笑」
花「こんな勢いだと、告白とかされるんじゃ?」
佐々木「いや…もう沢山。」
花「あ~。現在進行形ですか笑」
カランコロンッ
花「いらっしゃいま…せ…。ぇ…」
伊織「花ちゃん…こんなとこにいたんだ…」
花「伊織くん…」
数年ぶりに見る伊織くんは
私の想像した彼とは大違いで
やつれていた。
クマは、もっと酷くなっていて。
佐々木「だれ?この人。」ボソッ
花「わ、私の元恋人です…」ボソッ
佐々木「あ~。話してた人?」ボソッ
花「はい…」ボソッ
佐々木さんには事前にここまで来るまでの経緯
とか全部話してある。
伊織「花ちゃん…ねぇ。早く帰ろ?」
「あと…その男…恋人とかじゃないよね? 」
花「違う…よ。」ビク
伊織「起きたら君がいなくてどんなに心配したか。机の上には、さようならって書いてある手紙だけだし…。俺…花ちゃんがいないと生きていけないのに…グスッ泣」
花「ごめん…ね。」
伊織「ねぇ。今すぐ帰ろ?」
「花ちゃんが戻ってこないと俺狂いそうで、今花ちゃんと距離が近いあの男も〇してしまいそうなんだ…。だからはやくはやく。俺の元へ帰ってきてよッ!」
私が、いないことで
彼が幸せになると思っていた。
けど。
違かったみたい。
花「ごめんね。伊織くん。帰ろ?」ぎゅっ
伊織「…︎︎︎︎うん︎︎︎︎❤︎」ぎゅーっ
花「佐々木さん。すみません。」
佐々木「…。別に…いいよ。」
佐々木さんは、悲しそうだった。
伊織「花ちゃん❤︎やっと戻ってきてくれた❤︎」
「はぁ~。でも、また。躾はしないと、か。」
パチッ
花「ん…ぇ…?」
ここどこ。
確か、伊織くんと歩いてて…それで?
どうなったんだっけ?
伊織「花ちゃんっ︎︎︎︎❤︎やっと目~開けた!」
花「伊織くん…?」ジャラッ
「ぁ…」
足と、首とに、鎖がついている。
また最初の頃の生活が戻ってくる。
伊織「今回は、ちゃんと躾しないとね?︎︎︎︎❤︎」
「楽しみだね花ちゃん︎︎︎︎❤︎」
花「うん……︎︎︎︎❤︎」
躾が嬉しいなんて、
私も狂ってしまったのかな。
でも、伊織くんには、
私しかいないんだ。
私がいないと狂ってしまうんだ。
…可愛いな︎︎︎︎ぁ~。
こんなに必死になって…
可愛すぎるよ︎︎︎︎❤︎
花「伊織くん、愛してる。」
伊織「あはっ︎︎︎︎❤︎俺も愛してるよ。花ちゃん︎︎︎︎❤︎」
私は伊織くんのことを愛していて、
伊織くんも私のことを愛しているんだ。
これは絶対変わらない。
私たちは
愛し合っているから。
ずっと。
ずっと一緒だから。
・
END【ずっといっしょだよ。】
長くなりすみません💦
思ったより手が進んでしまって…笑
幸せなら良かったですね。
佐々木さん。
僕はちょっと好きです…笑
何か間違いとか気になるところがあったら教えてください!
ではまた次のお話で👋