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今までも竜基さんの腕の中で眠ることはあったけど、今日は全然違う。


「大丈夫?辛くない?」


初めては痛いって聞いてたけど本当だった。

でも、その後は


「平気」


「本当に?」


「ちょっと痛かったけど」


「ちょっと?」


「結構痛い、今も何だか変な感じ」


「痛いだけだった?もう嫌?」


竜基さんは意地悪だ。

痛みの後は少し気持ちが良かった、そして本当の恋人になれて繋がれたことで心が蕩けた。

だけどそんなことは教えてあげない。



でも、パーティの疲れと昨日のダシュと昨夜の事で体がすっかりだるい。


「今日はアルバイトを休んだ方がいいんじゃないか?」


「大丈夫です」


「無理をしないように」そう言うとおでこにキスをしてからベッドを出る竜基さんの着衣をつけていない鍛えられた広背筋に見とれてしまう。


昨日の夜


思い出すとまた恥ずかしくなって枕に顔を埋める。


「朝食を用意するから、亜由美はゆっくり起きるといいよ」


「はい」と答えながらもゆっくりと体を起こして洗面所へ向かった。



クロワッサンサンドを咀嚼しながらいつもの朝なのに、少し・・・じゃない、たくさん違う朝に感じる。


竜基さんは出かける時に、いつもの魔法をかけてくれる


「亜由美は誰もが振り返るほど綺麗だよ」


軽く触れるだけのキスを唇に落として出かけて行った。


1ヶ月前の自分からは考えられないし、もう昔の自分には戻りたくない。

1monthCinderella〜契約彼氏は魔法使い〜

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