当日、、、
俺は夕方まで寝ていた。起きていても
何していたらいいか分かんねーし。
少し早めに極秘入手の警官服と、いつものキッドの服を準備をする。
自分の作戦を整理しておきたい。
これでも焦ってるし余裕が無いからさ?
作戦はこう。
変声機をして声を変え、警官に変装して
一緒にキッドを探すのを演じる。
俺お手製のニセモノ無線機は時間になると鳴る。無線機を取り、
[キッドらしき男が西展望台にいると通行人から通報を受けたと通達がありました!!]と、偽造した防犯カメラ映像をタブレットで見せれば 簡単に引っかかる。
警察側は警護と同時に俺を逮捕したい
だろうから必死に西展望台に行くだろう。
勝手に警察は、宝石だから東展望台だと決めつけてニュースに出していた。
宝石は石だけじゃないのにな?
それで人手は半分以上減るだろう。
疑い深い名探偵はいつもすぐには移動しない。
新一は展望台の管理室で防犯カメラを
見ているだろうから、 しばらく隠れて
わざと美術館の防犯カメラに映り込む。そうすればおびきだせる。美術館は薄暗く、煙幕を投げれば何も見えない。そのときに奪おうと思ってる。
サファイアのような瞳に俺がいっぱいに映り込むのが楽しみで仕方ない、、、♡
もうすぐ警官達の張り込みが始まる時間。
「そろそろ家出るか。」
最初は私服で展望台近くまで行き、
一般人のギャラリーに紛れて警官の服に早着替えし、展望台に入る。
(誰も疑っちゃいない、、、)
奥に行くと、警官達は所々で話して合っている。 目的である名探偵は刑事と真剣に話していた。
刑事と話す距離が近い事にとにかくムカついたが、その怒りをそっとかみ殺す。
俺は周りの状況を飲み込む。
刑事、警官合わせて350人くらいだろうか。どこを見ても警官がいる。
まぁ、、、階数が30階以上あって広いし当たり前か、、、ここまでだと骨が折れる。
キッドの逃げ技は自分で言うのもなんだが毎回見事で警察も限界体制。
俺は警官の仮面を被ってその時が来るまでやりすごした。
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