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倒産したはずのL社の元まで歩いて向かう

どうやら 新しく設立されたL社が空いた翼の席を埋めたらしい


「………」


L社の前までたどり着く

事務所からL社までそこそこの距離があるにも関わらず、ネズミに絡まれることもなくたどり着く事が出来た


L社からの採用通知が来た後、ツヴァイ協会にも報告せず真っ直ぐに向かった

何か特別な考えがある訳でも無い

自暴自棄になっていたのだろう

高そうなロボットに採用通知を手渡すと、L社の中に案内される

渡されたスーツに少し苦戦しつつ、職場へ向かう


すると、女性が歩いてくる

蒼白な長髪は後ろで纏められており、人間とは思えないほど白い肌

上下黒スーツに白衣を羽織る姿は、どこか底知れない雰囲気を感じる


「ロボトミー社への入社を心より歓迎します。

私はロボトミー社のエネルギー生産のサポートを担う アンジェラです 」

「貴方はこれからエージェントとしてコントロールチームへ入って頂きます。

業務内容は……」






仕事場へと付く

薄黄色な部屋にパイプが張りめくらされていて、他の職員も見る事が出来た

この会社の見取り図は確認済みなので、 この場が中央本部な事は分かったので、問題は仕事内容なのだが…


(…まぁ、何とでもなるか)


そう思い、指示された収容所へ向かう

『アブノーマリティ』の元へ


「はぁ?」


自分の全身より一回りも二回りも大きいサイズの頭蓋骨が黒い十字架に貫かれており、どうのような原理か分からないが宙に浮いている


「……」


少し緊張しつつ、指定されたように作業を始める

観察日誌に多少特徴を記録し、1度観察を止め、特別な作業へと入る

今回の作業は抑圧作業

アブノーマリティの欲求や衝動を抑え、制御する事が目的…だが、

どう見ても欲求など無さそうな存在な為困惑してしまう


(…まあいいか)


変なことをして問題になられても困るので、観察日誌だけ記録して収容室を出る


「……」


これが本当に翼の業務内容な訳がない

これだけなら裏路地のネズミでも容易に出来る

そもそもL社はエネルギー会社のはず…今の何にエネルギーが関係するのだろうか

そう思っていると、また同じ収容室への作業指示が出され、 俺は作業を始める


作業を何度も繰り返すうち、何か放送のような物が流れてきた


『アンジェラ様!T-01-68《死んだ蝶の葬儀》が脱走しました!』


(…脱走?

番号的にアブノーマリティの事だろうが… 翼の癖にセキュリティ甘すぎだろ…)


アンジェラ…様から脱走する事は聞いていたが、ここまでとは思わなかった

恐らくアブノーマリティという存在そのものがL社の特異点なのだろう

…その割に新人職員に触れされたり脱走したりと、とても特異点に対する対応では無いような…


(前のL社は………)


そこまで思考し…止めた。

この記憶はただ辛いだけだからだ

ただ、それでも思考してしまう


「……スミレ」


彼女を思い出すたび、同時に旧L社の特異点を思い出し、嫌悪感で鳥肌が立つ

視界は歪み、足下もおぼつかなくなる


彼女を思い出すたびにあの光景が蘇る

何度後悔しただろうか

何度自分を恨んだだろうか

何度やり直しを願っただろうか

彼女との思い出や 記憶全てがあの光景に塗り潰され、 もう何に嫌悪しているのかすら分からない

………その思考は、いくつもの悲鳴で掻き消される


「やめろ!!来るな!!来るなぁ!!!

この化け物が………ぁ………」


声は自分の居る廊下の奥から聞こえてき、それと同時に銃声も聞こえてくる


(…さっきの脱走した奴か?)


周りのオフィサーとは対照的に、

ハンス冷静さを保っていた


(…どうするべきか?

アンジェラ様に説明された通りだと、エージェントは脱走時のアブノーマリティを鎮圧する事も仕事内容と言っていたが… )


こんな警棒一本で敵う相手だろうか?

そう考えている間に、廊下の奥から来る悲鳴は一つも無くなっていた

周りのオフィサーは何かゴタゴタ話しているが、一歩も動けずにいるようだ

…そうして、廊下の奥の扉が開く

この作品はいかがでしたか?

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