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misami
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⚠️ホストsha×友人の付き添いshp
⚠️友人=mb
⚠️ブロマンス未満
⚠️ご本人様には関係ありません
ネオンが滲む夜。俺、ショッピは友人に手を引かれ、気づけば店の前に立っていた。
「ほんとにありがとう!ホストクラブ、1回入ってみたかったんだけどひとりだと心細かったんだよね〜っ!」
友人に押し切られ、そのまま入店。重たい扉の向こうには、音と光が混ざった世界が広がっていた。
受付を済まし、席に通されるも、場の空気に馴染めずに端の席へ移動する。勧められるままに水だけ受け取り、周りの笑い声とコールが遠くで弾ける中、静かにちびちびとグラスを口に運ぶ。
(うっさ……)
友人は指名したホストと楽しげに会話を弾ませ、こちらは蚊帳の外である。いつ頃終わるだろうか、スマホの画面で時間を確認するのももう五回目だ。
「めっちゃつまらなそうな顔しとるやん。どした?」
と、誰かに話しかけられる。声の方を見やると、金髪にピンク色のメッシュが混じった、いかにもホストがこちらを物珍しそうに見つめていた。
「てか水だけ?ここホストクラブやで?」
「……友人の付き添いなんで、終わるの待っとるだけっす」
「ふーん。ほな俺が相手したるわ。」
どさっと金髪の男が隣の席に腰を下ろす。立ってる時はワイより背が高かったのに、座ると頭の高さが同じ。むかつく。
「俺シャオロン。君は?」
「……ショッピ。」
ショッピくん、と口の中で転がすように俺の名前を呟く。
「ショッピくんはさ、なんでホストクラブに来たん?」
「言ったでしょ、友人の付き添いって」
「あはは、せやった。でもさ、そんなキョーミ無さそ〜な顔して、なんでわざわざ来はったん。そんなに大事な友達?」
人懐こい笑みを浮かべるシャオロンは、水のグラスを持ってこちらの返答を待っている。黙っているだけなのに、なぜこんなに絵になるものか。
「……前に飯おごってくれたから、そのお返し」
「ほーん、律儀やなぁ。」
シャオロンはグラスの水を眺めて、ふーんと鼻を鳴らしたあと、こちらを見て言う。
「自己紹介でもする?」
「自己紹介?」
「や、なんかさ。ふつーはもっと相談乗ったり褒めたりして喜んでもらうけど、ショッピくんはそーゆー感じちゃうやん。」
シャオロンは目を細めてくつくつと笑い、ふぅと息を吐く。
「せっかく来てくれたんやし、俺とおしゃべりしてや。」
「……まあ、喋るだけなら?」
「よっしゃ。」
それから、好きな食べ物、趣味、最近あったくだらない出来事まで話しているうちに、気づけば二十分ほど時間が経っていた。
「ふは、ショッピくんてめちゃめちゃおもろいな。ホストやっててもなかなか出会わへん客やわ。」
「なんスかそれ。悪口すか」
「いや褒めてる褒めてる。めっちゃ褒めてる。」
と、軽口を叩きあえるほど仲が深まり、二人の間にあった見えない壁もいつの間にか消え去っていた。
「……ホストってもっと胡散臭いやつやと思ってました」
「え、俺胡散臭い?」
「はい」
「即答!?」
「嘘です」
「嘘かい!」
ケラケラとシャオロンが笑う。不思議と次の言葉を探す必要がなかった。
いつの間にか結構な時間が経っていたようで、「ラストオーダー入りまーす!」というスタッフの声がホールに響く。
「もうこんな時間か」
「早いっすね」
すでに2回おかわりを繰り返し、それでも空になった水のグラスの縁を人差し指でなぞり、シャオロンが言う。
「また店来てや。」
そう言ったあと、シャオロンは少しだけ困ったように笑う。
「……いや、ちゃうな。」
琥珀色の大きな瞳が、こちらの目を捉える。
「店やなくてもええわ。連絡先交換しよ」
そういって、シャオロンはLINEを開き、QRコードを表示した。俺はそれを見て、QRコードを読み取り、「シャオロン」を友達追加する。
「ん、ありがと。」
閉店時間になり、俺たちは店を後にした。
満足した友人と夜道を二人並んで歩く。
「どうだった?」
「……思ったよりおもろかった」
ポケットの内のスマホが震える。送り主はシャオロン。
『また遊ぼ』
そのメッセージを見て、ふ、と息を吐く。隣の友人に怪訝な顔をされても気にせず、返事を打つ。
『ええですよ』
送信ボタンを押し、スマホをポケットにしまう。
頬を撫でるように吹く夜の風は、さっき店で吸った空気より少しだけ心地よかった。
コメント
5件

Twitterってやってますか?良かったら繋ぎたいです‼️‼️

このしろさん、こんにちは!第5話読ませていただきました〜。 なんかもう、ショッピくんとシャオロンの空気感がすごく良くて、水だけ飲んでるお客さんにああやって自然に話しかけるシャオロンの距離感、絶妙でした。「店やなくてもええわ」って連絡先聞くところがグッときましたね…。ホストと客じゃなくて、人と人として繋がりたいって感じがして。また遊ぼ、ってLINE来たときのショッピくんの「ふ」って息のもれ方、すごく好きです。次、どうなるか気になります!