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『「辛い。」ただそれだけ。』
第一話
注意
子供組女体化
色分けペア
地雷さんback
通報NG
水ちゃん病み注意
今回は『人間みたいな天使たち』と同時進行して、連載を投稿しようと思います。
投稿頻度に偏りがあるかも知れませんがご理解いただけると幸いです。
物語の世界をどうぞご堪能あれ__。
暖かい家族が好き。
冷たい家族が嫌い。
冷たい家族にいる自分が嫌い。
頭が悪い自分が嫌い。
運動できない自分が嫌い。
親の機嫌を損ねないようにしなきゃ。
……あれ、自分ってなんだっけ。
好きなところってどこだっけ。
……もうわかんないや。
水side
水「…」パチッ
今日も憂鬱な一日が始まる。
トコッ…トコッ…
水「……おはよう」
母「…」トントンッ…ジュージュー
水「…」
お母さんはいつも自分をいない存在にしてる。
妹「ねえねえおかあさーん、アタシ、今日小テストがあるの〜!」
母「あらそうなの?頑張ってね!」
妹「うんっ!もし満点とったらご褒美頂戴?」
母「いいわよ。まずは満点取らないとね」
妹「うんっ!頑張る!」
水(……バカらしい)
今まで羨ましいと思ってたことが、全てバカらしく思えてきた。
妹は美人で運動できて頭もいい。天才としか言いようがない人。
自分は妹とは真逆。
勉強もそこそこで、運動も出来なくて、何も出来ない凡人。
妹を羨ましいと思ったことは数え切れないほど。
いつか自分もああなれたらってずっと思ってきた。
母「はい、朝ごはんよ。今日は目玉焼き」
妹「やったー♪いただきまーす♪」
水「……いただきます」
最近ご飯の味も感じなくなってきた。
つっても自分には白米しかあたらないからかもしれないけど。
水「…学校に行く準備しなきゃ」
学校に行く準備。それは偽りの自分を作る準備。
こんな自分はみんなに見せれない。
今日も偽ってみんなと接する。
迷惑はかけれないから。
水「……笑って…笑顔を作るの…」
最後に本気で笑ったのはいつだっけ。
最近は作り笑いしかみんなに見せてないな。
水「……よし、今日もちゃんとやれる」
学校にて
ガラガラ
紫「あっ、いむちゃんおはよ〜♪」
水「おはよっ!初兎ちゃん!」
赤「相変わらず元気だね〜w」
よかった。今日もバレてない。
桃「お、ほとけっちおは〜♪」
水「おは〜♪」
黄「今日ほとけ日直やで」
水「あれ!?そうだっけ!?」
紫「あれ、忘れてたん?」
赤「まろとほとけっちは今日日直だよ」
水「え〜…よりによっていふくんと?」
桃「はいはいそーゆーこと言わないっ!」
黄「でも今日まろおらんな」
桃「確か女の子に呼ばれてたよ」
紫「また告白かいw」
赤「まろも大変だね〜w」
水「…」
自分はいっつもこの4人と、いふくんの6人でよく過ごしている。
みんないい人で、この5人といると心が少し軽くなるような気がする。
まあ、いふくんとは不仲なんだけど。
ガラガラ
青「はぁ…疲れた」
紫「おかえり〜まろちゃん」
赤「告白された?」
青「…まあな、断ってきたけど」
桃「お疲れさんっ♪」ポンッ(肩を叩く)
青「断るのは心苦しいんよなぁ…」
黄「でも好きな人いるんやろ?」
青「まぁ……おるけど……」
桃「早く告りなよー、そしたらほかの女の子から告白されないんだから」
桃「俺らみたいに♪」
青「それ自慢だろ」
ないちゃんが言った通り、自分といふくんいがいの4人はそれぞれ付き合っている。
桃「ねぇりうら〜、今日の放課後デートしよっ♪」
桃「俺新しい服が欲しいんだけどさ〜、センスないからりうらに選んで欲しくって」
赤「いいよ〜♪」
黄「初兎、今日は予定あるんか…?」
紫「予定……あ、今日塾や……」
黄「そ、そっか…(. .`)」
紫「…ふふっ♪また今度どっかお出かけしようや♪」
黄「!おんっ…♪」
イチャつき始めた…。
水「……あ、そうだ今日日直!!」
水「いふくん、今日日直だよ!」
青「え、俺とほとけ?」
水「そ!」
青「え〜…めんどくさ…」
水「こっちだって嫌だから!」
青「…まあええわ。雑用は全部ほとけに任せる♪」
水「いふくんの方が力持ちでしょ!?」
紫「あらら…喧嘩始まっちゃったw」
赤「ま、なんだかんだ仲良しだし、ほっとけばいいよ」
紫「それもそうやな」
今日の学校も賑やかになるだろう。