テラーノベル
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…… 私達の 2人きりの時間を、 邪魔する奴は要らない。
警察
「おい!そこのお姉さん達!」
警察
「何処にいるんだ!出てこい!」
うるさい……うるさい、うるさい。
Y
「今だ!行こう」
K
「…うん」
プルルルル、プルルルル。
K
「あっ」
Y
「また、鳴ってるね…」
K
「…うん」
どいつもこいつも。
チャラ男
「いってーな、前向いて歩けや」
チャラ男
「おい、聞いてんのかよ。お前だよお前!」
Y
「…ごめんなさ――」
K
「急いでるので。行くよ。」
Y
「う、うん」
チャラ男
「おい!!謝罪もねえのかよ!!」
周囲の通行人に視線が向けられる。
これだから怒鳴る奴は嫌いだ。
男が自分の手首を強く握る。
K
「離して……」
Y
「Kちゃん!」
そして彼女は振り返ってしまった。
チャラ男
「…は?お前ら――」
通行人
「え?あの子達、家出なんじゃないの?」
通行人
「靴も履いてねえじゃん……」
K
「Aちゃん!はやく!!」
警察
「誰か!そこのフードを被った子供達を!」
警察の掛け声と共に色んな大人が寄ってきた。
K
「くそっ……!どいて…」
Y
「Kちゃんこっち!!」
誰も助けてくれなかったくせに……
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