コネシマさん病みます。ただ病み始めてなので
病みじゃ無い可能性があります。
苦手な方はスルー。
嫌われてはいません。
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「 シッマってさぁ…
” 案外俺より無能よなぁ… “ 「
夢の中の大先生から言われる。
そんな言葉で目を覚ました。
時刻はまだ朝の4時。とても早く起きてしまっ
た。幹部は寝ているだろう。
夢のせいで非常に気分が悪い。
気分転換にまだ暗い城の中を歩くか、なんて
ドアを開け廊下に足を運ぶ。
外は案外暗いものの、小さな灯りが付いている
から少しだけ明るい。
歩いて行くと度々朝早くに目が覚める
兵士達から挨拶をされる。ただ、
その兵士達が話す内容に吃驚してしまう。
なぜなら自分のことを話しているから、
『 前の戦争のコネシマ先輩かなり
やらかしてたよなぁ、w 』
『 それなぁwってかあいつより俺らの方が
長いのになんであいつが幹部なんだよ 』
『 あいつ親から虐待受けてたらしいぜw 』
『 はぁんwかわいそうな赤ちゃんやなぁw 』
そんな声を聞くたびに息苦しくなる。
普段もこんなことはあるのだが今回は
かなりやばそうだった。だから部屋に戻る。
まだ時間はそんなに進んでいなくて
4時15分。早く皆んな起きないかな、なんて。
かち
かち
かち
と静かな部屋の中で時計の音が鳴り響く。
時間は5時。トントンらへんが起きる頃だろう
やっと誰かが起きる安心感にほっと胸を
撫で下ろす。
「 さて…煙草吸いに行くか… 」
そう立ち上がり喫煙所に向かう。
すぅ…
はぁ…
煙草を吸うと脳内に何かがリピートされる。
『 可哀想 』
『 やらかした 』
『 虐待 』
『 なんで幹部になった¿ 』
そんな言葉がずっと頭の中を回る。
息苦しさで首を掻きむしる。
傷が付こうも関係ない。息が吸えない、
このままでは死んでしまう。
そして視界がぼやけてくる。嫌だ。
しにたくない。目に涙を浮かばせて口を
ぱくぱくさせる。
そして運悪く人が来る前にそこにしゃがみ
込んでしまう。
ひゅぅ…
かひゅ…
そんな小さい呼吸の中でこんな声が聞こえる
『 寝てしまえばいい 』
( 寝たら…確実にしぬ… )
『 もう散々言われるのが嫌なんだろ? 』
( 違う…俺は平気… )
『 そうやって自分を言い聞かせるつもりか? 』
( ちがッ … )
『 それならなぜ生きようとするんや? 』
『 そのせいで効率が落ちるんじゃないん 』
( 俺はあいつらが… )
『 眠ってしまえよ。
そしたら何もかも楽になる 』
( あぁ…そうか… )
『 早く、寝てしまえ 』
( おやすみ、この腐った世界… )
…
「 …っま!? 」
「 し、……っま! 」
「 シッマ…!! 」
目が覚めるとそこは医務室の様だった。
幹部みんなが心配した顔で俺を見る。
そして低い声の彼が遅れてやってきた。
「 遅れたすまん。 」
そして俺の顔を見るなり
「 …これはどう言うことだ。説明しろ 」
多分首の傷の事だろう。
ただ俺は声が出ない。俺の代わりにトントンが
話す。
内容は
喫煙所でコネシマが倒れた所を鬱先生が
見つけてしんぺい神に報告したようだった。
「 …そうか、やはり倒れてしまったか 」
グルッペンは全て知っている様だった。
でも俺はそんなことを聞く前に睡魔に
襲われ、眠った。
なにか安心した匂いが俺を包み込んだ。
目を覚ますと鬱先生が俺の隣で寝ていた。
他のみんなは居ないようだ。
俺は優しく頭を撫でた。
すると鬱先生は目を覚ます。俺の顔を見ると
「 …ほんまに心配したんやからな阿保。 」
そう言われた。
「 …なんかあったら普通に言ってな。
ほんまに心配やったんやから。 」
俺はこく、と頷いた。
そうすればまたいい匂いが俺を包み込んだ。
コメント
2件
神
ブクマ失礼します