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この作品は2次創作です。
キャラ崩壊、ストーリー崩壊あり。
ご本家様と関係ありません。
大丈夫な方だけどうぞ。
[MEMO]
退場者:カラス(人狼陣営)、ハヤト(吸血鬼)、カイリュウ(人狼陣営)。
生存者:ウサギ、ヒョウ、アユ、マシラ、シャモ、タイマイ、シーラ、
クジャク、コテツ、カリュウ、クリオネ(魔女によって復活)。
占いco→カリュウ、コウモリ。
霊媒師co→ヒョウ、カイリュウ。
魔女co→シーラ。
星占い師→潜伏or退場済み。
メモ
ハヤト(吸血鬼)→カイリュウくん、クジャクさんを(カイリュウくんが)人狼、(クジャクさんが)狂信者と認定。
クジャクさん→ハヤトを狂人or吸血鬼認定―――実際に吸血鬼だった。
カラスさんorクリオネちゃんのどちらかはほぼ白。また、カラスさんは霊媒結果黒―――クリオネさんは白・・・?
ヒョウくんとカイリュウくんが霊媒師co→カイリュウの人狼陣営が確定したため、ヒョウくんがほぼ霊媒師で確定・・・?
占い師は現時点ではどちらも甲乙つけがたい状態。
最悪、人外は6人が偽coをすることができる。また、これまでの退場者全員人外であり、占いと霊媒で偽coを出している人外がいる、また、私は吸血女王だから、残りは1人外・・・?
魔女はシーラさん以外が実際に能力を使っているのに名乗り出ない=ほぼ魔女で確定・・・?
『それでは、今から参加者の皆様は自由時間となります。なお、参加者の皆様の部屋は20時半になると施錠されるため、注意してください。』
現在時刻は18時10分か、と、わたし―――黒宮ウサギは時計を見て、軽く物思いにふけった。
「皆さん、お待ちください。」
アユくんがそれぞれの時間に動き出そうとした複数人の参加者の動きを止めるように言葉を放った。
「どうした、アユ。」
「皆さんには申し訳ありませんが、19時まではここで会議の続きをしたいと思いまして。」
「別に今じゃなくてもいいだろ。」
コテツさんがぶっきらぼうに言った。
「そこで辛気臭く話したって何もいい事ないだろ。一旦夜メシでも食ってからの方が整理しやすいだろうが。」
「それだと、人外同士のコンタクトが容易にできてしまいます。それよりも、今話しておきたいことがいくつかあるんです。」
「・・・ここで争っても意味ねぇか。」
コテツさんが座ると、他に離席していた参加者も席に着いた。
「ぼくから話したい議題は3つです。
1つ目は、みなさんはどんな理由で昼のゲームの選択をしたか。
2つ目は、ヒョウさんとカイリュウさん。二人のどちらかに投票した理由を。
3つ目は、・・・これは最初の議題にしたい内容で。」
「澄の字。もったいぶらずに早く言いなさい。」
「クジャクさん。先ほどハヤトさんにこう言いましたよね。『自分が村人陣営でその現場を見たら、すぐ他の人に伝える。その理由はおいおい話すとして。』と。
その理由を、今ここで誰にでも分かるように説明してください。」
「えーっとね。それってハヤトくんがおれとカイリュウくんの密話を聞いてた上で誰にも話さないから、っていう会話で生まれたのだよね。」
「そうです。その「おいおい」の理由を今教えてほしいのです。」
「えっと、それは正直さっき話してたこととあんまり変わらないんだけど、もしおれがそのハヤトくんが聞いていた、っていう立場になったら、多少怪しまれてでもおれは他の人に話した方がいいと思ってて。なぜなら、その話を聞いたおれの陣営とは違う『敵』がいるんでしょ?だったら、そこで周りにいる人に認知させておいた方が話の軸にもなりうるし、その方が村人陣営に大きく有利になるよね。」
クジャクさんがみんなに同意を求めると、半分近くの人が頷き、もう半分は無視をしていた。
ちなみに、わたしも無視。
「っていうのが、おれが思う他の人に伝える理由。」
「なるほど・・・。わかりました、ありがとうございます。」
「次は『ヒョウくんとカイリュウくん、どっちに投票したか』ですよね?」
「はい。皆さん、それぞれ意見を短い文章で答えていただけると。・・・その間は、一切誰も話を切らずに、全員の意見を聞き終わってからにしてほしいです。」
誰も否定しないことを確認したアユは、わたしにどうぞのサインをだした。
「ウサギさんからお願いします。」
「わたしは、そもそもハヤトが白だと思ってたから、ハヤトと口論してたクジャクさんとカイリュウさんを怪しんでて、ハヤトは吸血鬼だったから、自分がハヤトの視点に立った時、全然ハヤトの話も真実っぽく見えたから、霊媒師にcoしたカイリュウくんに投票しました。」
「おれはカイリュウが人外っていうのは分かってたけど楽しみたいな~って思ったから自投票でーす。」
両手をぱたぱたさせながら呑気にそう言った。
「ぼくはですね、今の態度もそうですが、正直言って狂気じみていたので、その存在自体狂人の取りうる行動と考えたのでヒョウくんに投票しました。」
「わたしは海の字が・・・性格上の問題であるかもしれませんが、全くもって動じずにいたので、本物の霊媒師ではなく、本物が対抗で出ることを見越した狂人の動きに見えたので投票させていただきました。」
「ぼくもマシラさんと似ていて、仮にも対抗という『敵』陣営が分かったのに全く反応を変えなかったので、カイリュウさんに投票しました。」
「意見を被せるようで悪いが、おれも今言った二人と同じ理由で投票した。」
「私は勘で選びました。」
「シーラも勘。」
クジャクの番になったところで、クジャクさんの顔に微笑が混じった。
「・・・多分、アユくんの真の狙いはこれでしょ。」
「さぁ?何のことでしょうか?」
「ぼくは自分の意見ってよりも、客観視で見てカイリュウちゃんが全体的なコメントで怪しいのかなって思ったから投票した、って感じかな。」
「おれはヒョウの考えが分からなかったから、そこでヒョウに投票した。」
「多分カイリュウはおれと同じ理由で自投票だから飛ばそうぜ~?」
「自分は勘かな。」
「おれは勘で選びました。」
「へい、一つ質問。」
「?どうかしたの、ヒョウくん。」
「何で後半メンバーは勘で選んでる人が多いんだ?真剣にやってくれよ~~~」
「真剣にやってほしい、という言葉はそのままそっくり灰の字にお返しします。」
「要するに、シーラたちは今日と明日で霊媒師ローラーをしようとしてたから勘で投票してたっていう人がいたんでしょ?
現時点では判断要素が少ないから、ここで勘・・・っていうかランダムで投票して、陣営の開示とかの情報を見て、明日どうするかって考えるから、正直言って今回は勘で投票してもよかったって事。」
「その通りです。」
確かにその方法も採れるな、とわたしは密かに思った。
「じゃ、最後の『どんな理由で昼のゲームの選択をしたか』について話すかぁ。」
「皆さんお気づきかと思われますが、このゲームにおいての最善手は『全員が同じゲームを選択する』という事です。
一回目はいいですが、2回目にそのゲームを選んだ理由を聞きたいので。」
「えっと・・・おれのメモには・・・」
コウモリちゃんがメモの内容を貸与スマートフォンに送ってくれた。
・集合ゲーム:赤村ハヤト、黒宮ウサギ、灰原ヒョウ、澄空アユ、露草シーラ、山吹クジャク、双波院カイリュウ。
・クラフトゲーム:真珠ヶ淵マシラ、枝豆シャモ、渋柿タイマイ、恋珊瑚クリオネ、翡翠度カラス、大葡萄コテツ、炎熱院カリュウ、御影コウモリ。
「これで合ってますか・・・?」
「わたしの認識と相違ないです。」
「じゃ、行っていくか。」
「おい。少し言いたいことがある。それはもはや意味のない事だ。」
(・・・?)
「テツがいいたいのは、集合ゲームに参加した人は・リスクが少ない
クラフトゲームに参加した人は・リターンが大きいのどちらかしかないからって事でしょ?」
「あぁ。アユ。お前はこの話がしたいんじゃなく、色んな方面の話を持ち掛けたうえで誰がどんな発言、態度をしているかを観察するためだろ。」
「ん~。やはり、プロは騙せませんね。」
「もう終わりでいいよな。」
「はい。聞きたいことと見たいことは終わりましたし。
皆さんもわざわざありがとうございました。もう、自由時間にしても大丈夫です。」
「じゃ、夕飯の時間だ。クジャク。来い。」
「う~ん。ちょっと自分で考えたいことがあるから無理かな~。」
「そうか。」
コテツさんが離席したのが合図かのように、それぞれの参加者の自由行動となった。
そこからわたしは、ごはんに焼き肉と唐揚げ、ハムカツをそれぞれたくさん食べた上でスープを飲み干しちゃった。・・・コウモリちゃんからちょっと引かれちゃったけど。
自分の部屋に帰ると、すぐに悪魔が怒鳴りかける。
<おい、ウサギぃ!お前の言う通りにしたら吸血鬼がすぐに占われて退場したじゃねぇか!!何しでかしたのか分かってんのか!?>
「この状況ですぐ切れるくらいしか忍耐力がないんだね。」
<ぁんだと!?もう一回行ってみろこのちび兎が!!!>
「ここで争うよりも集中したいから黙ってて。」
<・・・後で覚えとけよ・・・>
悪魔はすぐに黙った。―――やはり、かすかな危機感を抱えているのだろう。
暫く黙っていると、悪魔が話しかけてきた。
<さっきは熱くなりすぎたな。おれにも何を考えてるのか教えろ。>
「・・・はいはーい。」
そこから、悪魔の意見も借りつつ、話を進めていった。
気づいた時には、朝の6時になっていた。
多分、考えているうちに眠くなって、眠ってしまったのだろう。
『皆様にお知らせします。
まず、退場についてです。狼による退場者は、真珠ヶ淵マシラさんです。
また、怪盗狼の能力によって、『星占い師』の能力が盗まれました。』
ジャッジの言葉で、わたしの頭は早速思考の海に潜りこんでいった。