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当日、おじさんに見送られ私は親友との
待ち合わせ場所へと向かった
友達「時間通りね!」
私「社会人になったからそこはちゃんとしてるよ」
友達「いつも寝坊して遅刻してた子が何言ってんの」
私「朝が苦手なの!!」
友達「で?そのおじさんはどんな人なの??」
私「私もあまり詳しく知らないんだけど……」
友達「は!?それなのに手助けしようとしてるの?」
私「突発的に考えが浮かんだんだもん!!」
友達「ほんと、そーゆーとこ変わってない」
私「誰かのために役に立てるならいいかなって」
友達「でも自分の人生を考えるのも大事よ?」
私「え?」
友達「誰かの人生を手助けするのもいいけど 自分の人生も同時に考える必要があるのよ」
私「んー。」
友達「両立を求められる世界に私達は送り出された って考えたら神様もやるわね」
私「でも今はおじさんの為になんとかしたい!!」
友達「この話を聞いて成仏するといいわね?」
私「そうだね。」
友達「あっちの世界に行かない人達はこっちで 何かをやり残している可能性が高いって言うし」
私「そうなの!?」
友達「そう聞いたことあるよ」
私「そうなんだね」
おじさんがやり残した事。
確かに不慮の事故で亡くなったおじさんだから
きっとやり残したことも多いんだろうなって
今になって気がついた。
なのに私にあんな言葉をかけられるおじさんは
本当にいい人なんだと思った。
そろそろ着く頃、
工場の前に20代位の男女がお花をあげにきていた。見たことがあると思ったらあの頃の2人だった。
続く