短編集

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md視点

今日はらだおくんの誕生日

俺の誕生日のときあのペンダントをもらってからずっと考えてた

同じいろのアクセサリーは贈るとして、らだおくんを驚かせるようなプレゼントも渡したい

「ﾚｳｻﾝ、何ｶﾞｲｲﾄ思ｳ？」

今日は総統の誕生日だから、国の多くのお店や仕事が休みになってる

だからレウさんももちろん休み

それくらいめでたいってこと

「えー？驚かせるなら普段絶対しなさそうなことしてみるとか？」

普段しないこと、かぁ

…俺は昔から自分から甘えるのが苦手

だからいっつもらだおくんに頼ってばっかだから、たまには甘えてみるのもいいかな

「思いがこもってたらどんなものでもらっだぁなら喜ぶよ。」

そうだよね

どんなのでも喜んでくれる

それが俺のらだおくんだもん

「ｱﾘｶﾞﾄ！」

「どういたしまして！」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ふんふんと鼻歌を歌いながら廊下を歩く

らだおくんの誕生日だから俺も嬉しい

「みっどぉじゃ〜ん」

「ｺﾝﾁｬﾝ！ 」

「これは秘密なんだけど、らっだぁがちょっと寒がってたから暖かいスープでも持っていったらどお？ 」

…ないすコンちゃん！

「ｱﾘｶﾞﾄ！ﾓｯﾃｸ！ 」

オニオンスープでいいかな？

食堂で作ってから総統室へいく

ｺﾝｺﾝ

「ﾗﾀﾞｵー！」

「みどりじゃん 」

「誕生日ｵﾒﾃﾞﾄｳ」

1番言いたかったことはこれ

ちょっと恥ずかしい、けど、

「生ﾏﾚﾃｷﾃｸﾚﾃ、ｱﾘｶﾞﾄｳ」

「！！…こちらこそ、ありがとう」

らだおくんから抱きしめられる

俺がいこうと思ってたのにー…

ちらりと見えたらだおくんの目は潤んでいたから、驚かせれたってことで許してあげよう！

暫くそのままでいたしこのままがいいけど、これが冷めちゃう

「寒ｲｯﾃｷｲﾀｶﾗ、ｺﾚ」

「ありがと、オニオンスープ？」

「ｿｳ」

みどりも飲みなよ、なんて言われたから2人で飲んで暖まる

こんなひとときが1番幸せ

「ﾗﾀﾞｵｸﾝ、誕生日ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄ」

「あるの…？」

あるに決まってる

俺の誕生日のときに贈ってくれたのに俺が贈らないとかありえない

青と緑のリボンで包んでもらった、手のひらぐらいの箱

リボンを解き開いてもらうと、鴨の羽色のブレスレット

「これ、」

「青緑色。ﾄﾞｳｼﾃﾓ、贈ﾘﾀｶｯﾀﾉ」

「めちゃくちゃ嬉しいよ。ほんっっとにありがとう」

やっぱり、幸せだなぁ

「ちなみにさ、ブレスレットの意味知ってる？」

「知ﾗﾅｲｹﾄﾞ、 直感的ﾆｺﾚｶﾞｲｲｯﾃ思ｯﾀ」

意味なんだろう

変な意味だったらどうしよう

「ふーん。そうなんだぁ」

にやにやとしている

なんか悪い予感

まぁでも、いいの

どんな意味でもらだおくんは俺の思いわかってくれるもん

「ｺﾚｶﾗﾓﾖﾛｼｸ」

「よろしく！！

いままでも、これからも、 ずっと愛してるよ」

「……俺ﾓ」

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ブレスレット… 束縛  貴方を手放さない

あとがき

お互いの誕生日にお話を書けたので満足です

らだは知ってて、 みどは知らなかったけど無意識に束縛を意味するアクセサリーを選びました

来年も書けたら書きます！

最後に

お誕生日おめでとうございます

これからもずっと応援します