テラーノベル
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第4話→
「う~ん…公園で遊具ってのはないし…人ん家の押入れを勝手に開けるのも…裏庭?」
「おっ?裏庭に行く?思い出の(笑)」
「!!そうよ!嫌な思い出の場所をいい思い出で上書きするんだから!」
「そっか。よし、じゃあいい思い出になるように行きますか!?」
「うん!」
父親に声を掛けておこう。
「ちょっと裏庭行ってくる」
「ん、池に落ちるなよ」
「落ちないよ(笑)」
「めいちゃん連れてくならそこの毛布、肩に掛けてやんな」
部屋の隅にあった毛布を指差す。
そんな…寒くなったら帰ってくれば、と思ったが素直に従っておく。
よし行こう。
裏庭というのは道路に面した側からは裏になり、先ほどのリビングや居間に面した窓からも真逆なので、高い塀もあって住宅地の中のエアポケットのような場所だ。
自分たちが子供の頃に、じいちゃんが孫たちの遊び場にと作ってくれた小さな池があるくらいで、塀に沿った外周は草も延び放題になっている。
池の周囲だけみんなが踏み固めたためか、雑草が生えにくくなっているようだ。
池の横にある大きな岩に腰掛ける。
寒いが陽が当たりそれほどでもない、か。
「今日は落ちてないかな?」
キョロキョロと周りを見渡す。
「叔父さん!もう、やめてよね!」
めいちゃんが3、4歳の頃、この裏庭に落ちていた猫のふんをかりんとうと間違えて食べそうになった事件があった。
自分が気付いて手を払ったので口には入れていないが、あの事件は二人だけの秘密になっている。
「もう!」
「あはは、あの時はびっくりしたよ。笑って食べようとするんだもん」
「毎年毎年いじってくれて!」
「さて、これじゃ思い出の上書きもないね。静かで…なんもない(笑)」
「そうだね。静か…二人だけみたいだね」
そんなに寒くないけど
「めいちゃん、毛布掛ける?」
「ううん。あ、叔父さんが掛けて?」
「え?こう?」肩に掛ける。
するとめいちゃんはまた自分の上に座る。
「また?外だよ?」
「誰も見てないしいいでしょ?温かい」
自分の肩に掛けた毛布に一緒に包まれる。
のんびりしたもんだ。人の目もないしここなら乗られててもいいか…
「叔父さん、一年ぶりのあたしはどう?成長した?」
「そうだね~もう大学生になるんだもんね~」
「ん~!そうじゃなくて!見た目はどう!?」
「見た目?う~ん…まぁ成長したと思うけど?」
「もう!あたしもう18だよ?もっと成長を見つけてよ。ナイスバディになったね!とか」
ナイスバディ?そうかな…
よっぽどぼけっと見てたのか
「気付かない!?あたしもうすぐCカップになるんだよ?」
突然言われて驚く。でもそう言われてもよくわからない。
「そうなんだ。いや~あのめいちゃんがね」
「ほら見てわかんない?立派でしょ?」
「うん、立派立派!すごい!」
「わかってないでしょ!?」
「あ~…うん…でも本当に大きくなったよね」
「~!もう!ちょっと触ってみてよ!」
え?え~!
コメント
3件
積極的な感じ…あざざます!!