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📢🍍、タヒネタありカモ、不穏注意
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最近、不思議なことが起こる。
俺が消えたいと感じる時、まるで分かっているかのように“あいつ”が現れる。
酔いつぶれて駅のホームでうずくまってた時、
イルマ《大丈夫?w》
ナツ《…お前、コンビニの時の》
ダルい輩に絡まれてた時も
イルマ《俺の連れです。》
って。
正直怖い。なぜいつも俺の傍にいるのか。
そう、最初は思ってた。
でも、あいつはいつも
イルマ《飯食ってんの?》
だとか
イルマ《寝てないだろ。隈すごいぞ?》
だとか
母親かって感じ…。
でもそれが暖かくて、嬉しくて、楽しいんだ。
そして気が付けば、
俺はいるまの家に入り浸るようになった。
⋆͛*͛ ͙͛⋆͛ᐝ·̩͙ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー⋆°。✩
そして今に至る。
イルマ「おーい、仕事決まった?」
ナツ「うーん、なかなか」
イルマ「…仕事しなくていいよ」
ナツ「それじゃずっといるまに迷惑かける…」
イルマ「…俺が養ってあげる」
ナツ「…はぁ?ニヤニヤすんな」
〃「冗談やめとけ〜」
最近、俺は仕事を探している。
ずっといるまに頼るわけにはいかない。
自分の家の家賃とか払わなきゃだし。
なにより、人を頼り続けるのは
___怖い。
イルマ「俺は本気だよ?」
ナツ「…思ってたんだけどさ」
〃「いるまは、なんでそんなに俺を気にかけてくれるの?」
初めて会った時だって、俺にココアを奢ってくれた。
その後も…ずっと。
イルマ「偶然見かけるから、それもなつが困ってる時に。」
〃「なつ、あまりにも不幸だからさ〜」
〃「俺が助けてあげよって」
不幸。
正直、俺は不幸を具現化したやつだと思う。
でも
ナツ「不幸はいるまもでしょ?」
イルマ「…ぇ?」
ナツ「たまに魂抜けたみたいな顔してる。」
〃「悩んでる顔も、人を恨むような顔も、全部見た事ある。」
イルマ「それはぁ…仕事疲れだよ」
嘘つき。
少し腹が立ち、何も考えずに俺は
ナツ「…結局お前も、俺に全部を見せてくれないんだな」
〃「頼って…くれないんだな」
そう言って、俺は家を飛び出した。
このとき、いるまは
イルマ「なつッッ!!!」
これまでに無いくらい、叫んでいた気がする。
どれくらい走ったか。
俺ってこんなに走れるんだと自分でも感心した。
ナツ「はぁッ…はぁッ」
しんどい、肺が潰れる…
なぜ逃げたのか。
それはたぶん、案外簡単な答え。
【嫌われたと思ったから】
俺は、人よりもめんどくさい性格をしていると思う。
相手の失望してる顔を見るのが怖いから、逃げる。
いつだってそうだった。
ナツ「…さむ」
もう春だが、夜はさすがに寒い。
前は、必ずいるまが助けに来てくれた。
でも、もう来ないだろう。
泣きそうになって凍えていた俺に、温かい何かが被せられた。
??「大丈夫…?」
零