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華夢
祭司室
ー琥珀side
「凄いな…お前の熱意は。他のものにも見習って欲しいよ。」
「ありがとうございます、祭司様。
祭司様に褒めていただけるなんて…幸せです!」
私は組織「華夢」幹部
野鎌 琥珀(のがま こはく)(17歳)
12歳までの記憶がなく、5年前気づけば今の私の名前が書いたカードを持って立っていた。
今日も一日分の書類を昼過ぎに祭司様に提出に行くと褒められる。
華夢での位が高い順に言っていくと
祭司、幹部、幹部補佐、信者だ。
「いやいや、素晴らしいことは褒め称えるべきだ。そんな謙遜するな。神も見てらっしゃる。」
「それもそうですね…!ありがとうございます!」
「……」
「では失礼します」
「あ、ちょっと待ってくれ。」
「はい?」
「実は頼みたいこと…カハッ」
「祭司、様?」
ドサッ。
目の前の人物が倒れると同時に視界がスパークするのを感じた。
意識が薄れていくのを感じながら私は誰かの声を聞いた。
懺悔は済んだか?夢狩 紗羅
夢…狩……?
何故か聞き覚えがあるその名前を最後に
私は意識を手放した。
ー????side
『きっかり5年。回収完了やで。』
ご苦労やったな。そのまま撤収してこい。
『おk』
どうや??
上手くいったみたいですねぇ。
よっしゃぁ!!!
まあ問題はどうやって伝えるか、やね。
あれ神珍しいやん。
確かに伝え方捻らなあかんな。
部長寝てますね?
Zzz……
起きろぉ!
うぉ!?
ー琥珀side
「わぁっ!?」
急かされるような感覚で飛び起きる。
黒い天井。
「ここどこ……?」
辺りを見回すとここは
牢屋だった。