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4 - 第4話 告白

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2024年03月31日

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Bくんに別れたよと報告した。

実はその次の日に映画を一緒に観に行く約束をしていた。私の推しが出てる映画を好きな人と観れるという楽しみでいっぱいだった。

映画の日、ポップコーンを買ってくれた。映画中ボロ泣きをした私に対して、Bくんはあまり泣いていなかった。あんま泣かないタイプらしい?笑

映画後Bくんにちょっと話せない?と言われたので、電車で最寄り駅まで帰ってそこからBくんのチャリでニケツして私の家の近くの公園に行ってお話することにした。

いろんなお話をしていたら、突然Bくんに抱きしめられた。

「〇〇好き。付き合って。」

と一言。

告白されると思ってなかった私はビックリした。しかし別れたばっかりだった私は「ありがとう。でもちょっと考えさせてほしい」と答えた。

私は周りの目を気にした。

私がどれだけ周りに言われようが全部受け止めようと思った。私が全ていけないのだから。

しかし、彼が周りからいろいろ言われるのだけは耐えられない。 だから付き合うのはまだ先が良かった。

けれど、告白されたのは12月10日。

なぜ今このタイミングで告白してきたのかをなんとなく私はわかっていた。

『クリスマス』。

きっと彼はクリスマスまでには彼氏彼女としてデートをしたかったのだろう。

できるだけそれまでには返事をしなければいけないなと思った。

けれど彼は年を超えても待ってるからゆっくりでいいよと言ってくれた。

次の日、私は友達のAちゃんと一緒に文化祭の買い出しに行っていた。

Aちゃんには気兼ねなくなんでも話せる関係だったからBくんのことも全て伝えていたし、告白されたことも伝えた。

するとAちゃんは 『付き合っちゃいなよ』と言った。

悩んでる私を見てAちゃんは続けた。

「たしかに周りから見たら良くない恋愛だけど、これは2人の問題なんだから周りがあー言うから。こう言うから。ではなく自分の気持ちに素直になりな。そのほうが〇〇らしくて好きだよ。」と。

その日の夜私は彼と会う約束をしていた。

Aくんと仲良いBくんは自分の気持ちをちゃんとAくんに伝えたかったらしい。本当は直接会って言おうとしたのだが、都合が悪く電話になってしまったそうで、その電話に私も立ち会うことにしていた。

隣で電話しているのをずっと聞いていた。

電話してる間ずっとBくんは罪悪感で押し潰されそうな表情をしていた。

しっかり伝えて電話が終わったあと5分くらい彼は座って下を向いていた。

1人になりたいかなと思った私は少し離れたとこまで歩き、空を見上げていた。

星が綺麗だった。

そんなとき急に彼から抱きしめられた。

私はびっくりして変な声が出た。

それから、「どうしたの?笑」と聞くと、

彼は言った。

「俺絶対に〇〇のこと幸せにする。」

そんなこと面と向かって言われたことがなかった私はとても嬉しかった。

その一言を言った彼は帰ろっかと歩き出した。

数歩歩いたとき、気づいたら口から出ていた。

「いいよ。告白の返事。」と。

彼は驚いていた。無理もない。考えさせてほしいと言ったくせに、告白されてからまだ1日で返事をしたのだから。

彼は、もう絶対幸せにするねと言っていた。

私はとてもその日幸せだった。

しかし、私たちの高校生活の残り3ヶ月が過酷なものになるなんてこのときの2人はまだ何も考えていない浮かれっぱなしの子供だったのだ。

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