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ケン「…ラケナリア…」
勇者「ケン!もう寝る時間だよ?銀河が探してたから呼びに来たんだ…星空見てたの?」
ケン「うーんまぁ…うんそんな感じかな」
勇者「確かにここから見える星空ってすごく綺麗だもんね…銀河のおかげかな?オーロラも見えるよ」
ケン「そうだね…それにここは空の上だからすごく寒い…マフラーが欲しくなるよ」
勇者「うん、あ!そうだ食堂の前の綺麗なものが飾ってあるところにさマフラーなかったっけ?」
ケン「あ、あれは………大事なものだから使わない………使えない」
勇者「え、な…なんで?」
ケン「使ってほつれても誰も直せないからさ、だったら飾っておいた方がいいかなって」
勇者「ふーん大切にしてるんだね!」
ケン「うん…もっと…大切にしてれば…」
勇者「……?」
ケン「あの日、2000年くらい前の話…迷いの森ができ上がる少し前、好奇心から不完全な迷いの森に入って奇跡的に魔法界に出て来れた人間がいたんだ。それが…ラケナリア」
勇者「そんなに昔の人だったんだ…」
ケン「うん、そうだなぁ…そろそろ寝ないと銀河に怒られるからさ、この話の続きは寝室で話そうよ」
勇者「あ!そうだね!湯冷めしちゃうし、一緒にお布団に入ろう」
〜寝室〜
ケン「うーーんどこから話そうか…」
勇者「えへへ、パジャマパーティみたい♪」
ケン「それじゃあ、あいつが魔法界に来た時から話そうかな?あいつはおしゃべりだったから、何でもかんでも僕に話して聞かせたんだ。答えが返ってこなくてもお構いなくね」