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「 お菓子作り - SHISHAMO 」
🍗 ✖️ 🍫
午後の陽ざしが、
ショーケースのガラスにきらきら反射していた。
それを眩しそうに見つめながら、俺はひとつ溜息をつく。
俺の手には小さな財布。
中身は……
ギリギリ、チョコ一枚分のお金。
yan(……また来ればいっか。
yan(今日は買わない。
そう思って踵を返そうとした、その時。
?「それ、買ってあげようか?」
不意に聞こえた声に振り返ると、
そこには彼女がいた。
えとさん。
何度か、同じ教室で見かけたことがある。
隣の席の友達と、よく笑ってる子。
yan「……は?」
et「そのチョコ、じーって見てたから。
et「気になってたんでしょ?笑
悪戯みたいに笑って、
えとさんは店員さんに話しかける。
et「これと……
et「あと、こっちのクッキーもお願いします。
yan「なんで_______?
et「お菓子好きなんでしょ?
et「私も好きなんだ、ここの。
そう言って、さらっと支払いを済ませてしまう。
ぽかんとしていると、
えとさんがチョコを一枚、俺の手に押しつけた。
et「気にしないでね。
yan「……意味わかんないって。
et「いいの。
et「お菓子は分け合って食べた方がおいしいからさ。
ふわっと、甘い香りがした。
彼女が笑ったとき、あのショーケースよりも眩しく見えたのが、
悔しいくらい印象に残った。
帰り道。
ふたりで並んで歩くのが、
なんだか不思議だった。
話したこともない、
ただの異性のクラスメイト。
言葉がなくても、えとさんは気まずそうにしない。
逆に鼻歌を歌ってるくらいだ。
それでも、俺の歩幅に自然と合わせてくれている。
yan「……その、さ。
et「ん?
yan「……今日は、ありがと。
et「急にどうしたの?笑
yan「……え、いや….その……
声が詰まる。
自分でも何が言いたいのかわからなくなる。
yan「また、一緒に来ない?
えとは少し驚いた顔をして、
それから、にこっと笑った。
et「うん。次は私に奢らせてね。
yan「……え?
et「さっき私が勝手に奢ったのはノーカンだからね?笑
俺は呆れて笑う。
でも、もういいかって思った。
えとさんとなら、きっと。
あのチョコみたいに、
じわっと甘い時間が始まる気がした。
コメント
2件
めっちゃ見るの遅くなった🥲︎ ごめんね👉🏻👈🏻💦 et彡メロすぎる、、、、、 悔しがるのもyan桾らしい笑 私もその現場にいた店員さんなりたい、、、
つなさん、第2話読ませてもらいました🥀 えとさんの「お菓子は分け合って食べた方がおいしい」って言葉、すごくじんわりきました。あの眩しい笑顔に、主人公が悔しがるところもリアルで…甘い空気が漂ってて、読んでるこっちまでほっこりしました🤍 ふたりの距離感がぎこちないのに優しくて、続きがすごく気になります。また一緒にお菓子買いに行くところ、見たいな…🌙
♥♥♥
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