テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
そして、北海道についた本川さなえと機関車なつは、まず、北海道の札幌の警察署を訪ねた。
機関車なつ「あのーすみません」
警察官「どうされましたか?」
機関車なつ「実は、北海道の吾妻連邦に登山をしに来ていた、私の弟、木加あらたを探しに来たんですけど、何か情報は、ありませんか?」
警察官「ああ、木加あらたさんね。それなら、青森県の病院に運ばれたという情報を受けてますよ」
機関車なつ「う、うえ?ふ、ふえ?」
本川さなえ「な、なつちゃん」
本川さなえと機関車なつは、顔を見合せ、その場で、号泣した。しかも、警察官「怪我は、重傷らしいですが、命に別状はなく、社会復帰を目指して、リハビリに取り組んでおられるそうですよ」
本川さなえと機関車なつは、その場に、泣き崩れた。女ながらに、泣きに泣いて、涙を枯らす頃には、すっかり夜になっていた。
警察官「今日は、もう夜の遅い時間なので、どこかに、泊まられたら、どうです?私が、内密で手配しますよ。その後、パトカーで、送ります、どうですか?」
本川さなえ「ありがとうございます」
機関車なつ「ありがとうございます」
対応してくれた警察官に、本川さなえと機関車なつは、同時にお礼を、いったが、二人とも
「ゴンッ」と、机に頭をぶつけていた。
しかし、木加あらたの行方が、わかってからが
大変だった。警察官から渡された、青森県の病院に連絡を入れると、確かに、木加あらたという人物が、青森県の、その病院に入院しているとの返答だった。二人は、小さく喜びの声をかげた。本川さなえと機関車なつの親戚や家族が
二人の元に駆け付けるので、待っているようにとの連絡があった。
どうやら、青森県の病院で、結婚式を取り行う予定のようだった。そうなると、さらに、大変な事である。まあ、嬉しい事では、あるのだが
。しかし、この時、本川さなえと機関車なつに、新たな戦いが訪れる事を、二人は、知らなかった。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!